キザシ | カーライフマガジン

キザシは、スズキが製造・販売しているセダン。

もともとは200９年にアメリカ合衆国にあるスズキが発表した車であり、日本国内では完全受注生産という形で導入された車のため、その知名度は残念ながらスズキブランドの中でもあまりありません。

ボディは4ドアセダンで、スポーティでエレガントな外観をコンセプトに製造されています。

2007年に開催されたフランクフルトモーターショーで「コンセプト・キザシ」が発表され、同年10月に開催された、東京モーターショーにて「コンセプト・キザシ2」が発表されました。

「コンセプト・キザシ」「コンセプト・キザシ2」はハッチバックとワゴンのクロスオーバー車でしたが、翌年の2008年に開催されたニューヨーク国際オートショーで発表された「コンセプト・キザシ3」はデザインが変更されセダンの形になりました。

そして2009年7月に、アメリカのスズキより「キザシ」が発表されました。その後10月に日本での販売が完全受注生産という形で開始。

2013年には警察車両の覆面パトカーとして導入され、翌2014年には警察本部へ黒白パトカー仕様が配備されています。

カラーバリエーションはシルバーメタリック・ブラックパール・ホワイトパールが用意されており、高級感のある外観です。

インテリアカラーは黒が基本になっており、運転席には運転手の体格に合わせて座席をアレンジすることができる、10ウェイシートを採用しています。

それ以外にも４ＷＤ仕様車にはシートヒーターが装備されているので、寒い冬でも快適に運転を楽しむ事ができます。

エンジンスタートボタンを採用した車種でもありますので、運転を行う時には鍵を所持しておけばボタン操作だけでエンジンを始動することができます。

エンジンには2，4Ｌエンジンと環境性能が高いＣＶＴを搭載しているため、燃費性能の向上に貢献しています。

なお2013年からは警察で使用する、いわゆる覆面車両への導入、2014年から警察本部への白黒パトカー仕様の配備がスタートしているので、今後需要が高まる可能性の車です。

燃費性能

2WD車が11.8km/L、4WD車が11.0km/Lとなっています。

残念ながらエコカー減税の減税対象として認定されていませんが、2WD車は平成22年度燃費基準、4WD車が平成22年度燃費基準+5%をそれぞれ達成しています。