新車価格帯 | 319万~703万円 | おすすめグレード | HYBRID X |
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JC08モード燃費 | 18.4km/L | エコカー減税 | 減税対象 |
排気量 | 2,493cc~3,456cc | 車両重量 | 2,140kg |
最高出力 | 112kW(152PS) | 最大トルク | 206N・m(21.0kgf・m) |
月間販売台数 | 2,985台(2015年2月) | リセールバリュー |
※当サイト管理人Hが実際にアルファードを一括査定に出した体験記はこちら!
2002年の5月28日、トヨタから3ナンバーサイズでは史上最高級クラスの1.5BOXタイプのミニバンが販売されました。これがいまやトヨタ自動車の代表車種のひとつ、アルファードです。
外に出れば、このクルマを見ない日はないというくらいに大人気のアルファードが世に出た瞬間です。
そもそもアルファードは、当時、月に16,000台の販売実績を誇っていた日産エルグランドの対抗馬として送り出された車であり、実際にその仕様はエルグランドを意識したつくりになっています。
たとえば、モダンでクールなインテリアが特徴であるエルグランドに対し、アルファードはウッド素材を存分に使った日本人好みの仕様を徹底しました。
2003年に入り、トヨタの看板車種といっても過言ではないほどに爆発的な売上げを誇るようになったアルファードにハイブリットモデルが設定されることになりました。
ハイブリッド車のプリウスの販売が絶好調となり、ハイブリッドといえばトヨタというイメージが根付き始めたころでした。
ハイブリッドシステムを手にしたアルファードはビッグサイズミニバンとしては無敵とも言える燃費性能を備えることとなります。これぞ鬼に金棒です。
そして同2008年には6年の時を経てフルモデルチェンジされた2代目のアルファードが登場し、アルファードファンを喜ばせてくれました。
2代目アルファードから、これまでの燃費や維持費を謳った燃費志向ではなく、どれだけ高級感と居心地の良さにこだわったかという完全な高級志向で売り出されました。
これには、エコカーブームによりコンパクトカーなどの燃費が飛躍的に伸び、アルファードの燃費を推すことが出来なくなったためと考えられます。
しかし、これがワンボックスの購入層に好評を博し、結果的に大ヒットとなりました。
フルモデルチェンジ時点では、ハイブリッドモデルは設定されていませんでしたが、ユーザーからの強い要望により、2011年のマイナーチェンジ時にハイブリッドモデルが復活し「ハイブリッドX」「ハイブリッドG」「ハイブリッドSR」の3グレードが設定されました。
2015年には3代目アルファードへフルモデルチェンジが行われました。ハイブリッドモデルにはアトキンソンサイクルエンジンを採用し、ガソリン車モデルはエンジンを置換することで燃費性能の向上を図っています。
ウェルカムパワースライドドアが採用されている、世界初のスマートエントリー&プッシュスタートシステムや、世界初の機能を採用したパノラミックビューモニターが装備され、装備面も強化されました。
展開しているグレードは、ハイブリッドモデルの「HYBRID Executive Lounge」「HYBRID SR」「HYBRID G」「HYBRID X」の4種類と、ガソリンモデルの「Executive Lounge」「G / GF」「S」「X」の4種類の計8種類です。
(※2015年4月1日以降のエコカー減税への対応についてはメーカーにお問い合わせください)
クルマの特徴
アルファードは、ロングスライドレールを採用しているので、助手席とリアシートのスライドレールを同一にすることで、スライド可動域がとても大きくなり、足を伸ばせるほどくつろぐことができます。
シートには、パワーシートを採用しており、スイッチ操作により搭乗者好みの位置を調節することが可能。
また、助手席にはオットマン機能が搭載されているので、まるで飛行機のファーストクラスのようにゆったりとくつろぐことができます。
運転席には、調節したシートの位置を3パターンまで登録しておくことが可能な、マイコンプリセットドライビングポジションシステムが搭載されています
シートベルトの脱着に連動し、シートが前後へ自動でスライドし、乗り降りしやいのが特徴です。
サードシートは折りたたむことができるので、荷物によってラゲッジルームを拡大させることができます。
ラゲッジルームの床下にも148Lの収納スペースが設定されています。
車内の天井にはLEDのイルミネーションが設定してあり、気分や雰囲気によって色を16色の中から変更させることができるので、さらに高級感のある空間を演出することができます。
搭載されているエンジンは、V6 3.5L 2GR-FE Dual VVT-iエンジン、2.5L 2AR-fe Dual VVT-iエンジン、2.5L 2AR-FXEエンジンがグレードによってそれぞれ搭載されています。
ガソリン車に搭載されているエンジンはどちらもDual VVT-iを採用しているので、優れた燃費と走行性能を発揮します。ガソリン車にはエコモードへ切り替えるECOMODEスイッチが搭載されており、車内の機能を燃費重視にすることで燃費を向上させます。
ハイブリッドモデルには、アトキンソンサイクなどのシステムが採用されているので、さらに燃費が向上しています。
ハイブリッドモデルは、深夜などの騒音が気になる場合に重宝するEVMODE、車内の機能を燃費重視にするECOMODEへの切り替えができます。
エルグランドにも共通する部分ですが、ファミリー向けワンボックスミニバンにラグジュアリー感をもたらすという点がミドルクラス以上のセダン、具体的にはマークⅡ以上クラスからの乗り換え需要を見事に捉えたことが大ヒットの要因といえるでしょう。
家族の手前ミニバンに乗り換えたいけど、いかにもファミリー向けですみたいな車に換えるのはプライドが許さない!
そんなお父さんのニーズを的確に捉えた一台と言えるでしょう。
(上記は2008~2015年に販売された2代目アルファードに関する記述です)
燃費性能
燃費性能は、ハイブリッドモデルの4グレードが18.4km/L、ガソリンモデルは「Executive Lounge」「GF」「SA」が9.5km/L、「G」「S」「X」が11.6km/Lとなっています。
全車で平成17年基準排出ガス75%低減レベルを達成しており、ほとんどのグレードで平成27年度燃費基準を達成しています。エコカー減税の対象としても認定されています。
(上記は2008~2015年に販売された2代目アルファードに関する記述です)