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【元プロメカニックが試乗!】トヨタ「アクア クロスオーバー」インプレッション

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エコカーが気になる時代になりました。

今回はトヨタ アクア クロスオーバーに実際に試乗してみて、元プロメカニックが感じたことを赤裸々に綴ってみたいと思います。

コンパクトエコカーとしてみた場合、私自身の評価としては7.2/10点満点といったところでした。
7.2点の理由について見ていただきたいと思います。

1.グレードによる外観の違い

トヨタ アクアのグレードは、L・S・G・クロスオーバーの現在4タイプが存在しています。
その中で唯一特徴的といえるのが、今回試乗しましたクロスオーバーです。

若干車高が高くなっているのも、他グレードと比べて高級感を感じられて良いです。
この車高に関しては、コンパクトという部分を忘れさせる視界の良さを実現しています。

ただし、他グレードを知った上での判断ですので、最初に乗るのがクロスオーバーの場合余りにも自然すぎるので、是非とも他グレードとの違いを感じた上で選んでほしいです。

風車のような8本スポークの純正アルミホイールもスタイリッシュで良いです。
L S Gグレードに標準採用されているのはスチールホイールですので、ワンランク上に位置付いているといっても良いでしょう。
特に、クロスオーバーだけは16インチが標準だというのも評価できるポイントです。
他グレードは15インチで、街中を走行するための自動車だと感じられます。

コストダウンが顕著に見られるのがヘッドライトです。
HIDやLEDの視認性の良さを理解した上で、あえてプロジェクター式ハロゲンランプを採用しています。
これは全グレード統一での設定ですが、改良の余地があります。

2.グレードによる内装の違い

正直なところ、グレード差によって大きく内装が違うという部類の自動車ではありませんでした。
ただし、メカニック視点での内装とは安全装備が基本です。

ユーザー視点でいうならば、廉価グレードのLおよびSのトヨタセーフティーセンスCがオプション(54,000円)になっていること、全グレードでサイドエアバッグ カーテンシールドエアバッグがオプション(43,200円)となっていることの2点が残念なところです。

ステアリングにも違いがあり、廉価グレードはウレタン巻きのところ、他グレードは本革巻き+シルバーステッチと高級感のある仕様になっています。

また、Lグレードのみチルト機能が劣っています。
ステアリングスイッチもありませんし、メーターパネル内にインフォメーションディスプレイを有さないのはLグレードだけでした。

代わりに、ドライブモニターが設置されているのが救いでした。
助手席後ろのポケットがないのはやや不便です。
内装にメッキ加工されたものがないのは好みが分かれそうです。
助手席のバニティミラーがありませんので、若干不満が残ります。

クロスオーバーの高級感は、ドアを開いた際に目に映るシートの質感から始まります。
合皮+ファブリックのシートにシルバーステッチが光ります。
高級感と使いやすさを兼ね揃えているのはクロスオーバーだけでした。
Gグレードにはソフトレザーコレクションも用意されているのですが、経年劣化によるシート表面の割れを考えると手を出しづらいものです。

全体的に見ても、クロスオーバーは一歩先の存在感がありました。

3.グレードによる走りの特徴

今回は、アクアLグレードとクロスオーバーの試乗をしてきました。
L、S、Gグレードは、基本仕様が同じため共通とさせていただきます。

まずは走り出しですが、エンジンが同じなのにこうまで違うかというほど動き出しに違いがあります。
40kgの車重の差と、ホイールサイズの差によってLグレードの動き出しの方がスムーズです。

停車するまでのブレーキ効果にも、この差は大きく作用しています。
Lグレードの方が楽に停車することができる上に、車高が低い分停車時の反動も小さかったです。

クロスオーバーは、走行中の安定性が抜群に良くしっかりと前に進む感覚が常に運転者にフィードバックされました。
車高が高い分、Lグレードに比べて若干横Gが強く感じましたが、気になるほどのものではありません。

16インチのホイールは、路面状況を伝えるに充分な性能を持っています。
15インチに下げてしまえばフワフワとしたフィーリングに変わってしまうでしょうし、17インチに上げれば衝撃が強すぎるものとなるでしょう。

登坂能力はどちらも性能的に変わりませんが、下りはLグレードの方が安心感がありました。

乗り比べて一番差があったのが旋回性です。
重さとサイズでハンディを負っているクロスオーバーは、乗り比べてみて初めて感じる程度ですがアンダーステアが強めです。

回頭性を上げるためにも、グリップ力の少し強いタイヤをチョイスしたいです。
特に、エコタイヤはウェット性能が非弱なため、オールウェザーで安定したグリップ力を発揮することができません。
タイヤによる燃費アップよりも、走行安定性を付加していきたい自動車だと感じました。

4.まとめ 性能自体には満足のいく自動車 装備品に改良の余地あり

今回は、トヨタ アクア クロスロードを主体に全グレードを通してインプレッションしてみましたが、ポテンシャル的には8~9ポイントをつけても問題ない自動車だと感じました。

しかし、価格を抑えたり燃費アップを追求するあまり、アクアが持つポテンシャルのバランスを偏らせてしまっていると感じた結果、7.2ポイントという評価をさせていただきました。

走行する楽しみを感じられるクロスオーバー、軽快な街乗りができるL、S、Gグレード。

私が選ぶのであればクロスオーバー一択です。
性能が大きく変わらないのであれば、少しでも運転しやすい視界の広い自動車の方が安心できるからです。

あなたがアクアを選ぶ参考になれば幸いです。

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