ドライブレコーダー選びのポイントをお教えします。
このサイトをご覧の方でドライブレコーダーを知らない方はいらっしゃらないでしょう。
いざ、自動車の事故が発生してしまった場合、当事者同士の意見が食い違うのはよくある話です。
そんなときにドライブレコーダーがあれば、客観的事実としてお互いの行動を見直すこともできます。
また、最近では自動車の運転に関わるトラブルに巻き込まれた時に、その記録を残しておく用途や、事故現場に偶然居合わせた車のドライブレコーダーの映像が事件解決の糸口になったりしています。
でも、いざドライブレコーダーを取り付けようと思って自動車用品店やインターネットのECサイトを覗いてみると、さまざまなメーカーからいろいろなドライブレコーダーが発売されているので、どれを選べばいいか悩まれている方も多いのではないでしょうか。
そんな読者のみなさんに、ドライブレコーダー選びのポイントをご説明しようと思います。
■ドライブレコーダーの画質について知っておくべきこと
ドライブレコーダーはカメラなのでなんといっても画質が重要です。
でも、一言に画質といってもいろいろなポイントがあるんです。
解像度について
ドライブレコーダーのパッケージやカタログ、サイトを見ると「FullHD」や「HD」「VGA」などという表記が目にとまると思います。
この「FullHD」や「HD」「VGA」というのは、動画の解像度のことを示しています。
解像度とは、画像の大きさ(ピクセル数)のことで、レンズやセンサーの性能にも左右されるのですが、解像度が高い(=ピクセル数が多い)ほど高詳細な映像が記録できるということになります。
静止画のサイズでいうと、たとえば、FullHDが1920x1080ピクセル、HDが1280x720ピクセル、VGAが640x480ピクセルになります。
最近ではドライブレコーダーの画像からナンバーが読み取れるかが選択基準になったりしますが、さすがに解像度の低いVGAサイズの画質ではナンバーの読み取りはほぼ不可能です。
ナンバーまで読み取りたいというのであれば、HDやFullHDといった画質の機種を選択するのが良いでしょう。
画像解像度が画像サイズで表記されておらず、画素数で表示されている場合には、200万画素以上の機種を選択しましょう。
最近ではFullHDを超えた解像度の2560x1440といった解像度のモデルも販売されていますが、解像度が高いほど動画の容量も増えることには注意が必要です。
フレームレート
フレームレートとは、1秒間に撮影される画像の枚数です。動画の原理は多くの写真を1秒間にたくさん撮影し、それを連続して再生することによって動画として表示される仕組みです。
この、「1秒間に何枚撮影して動画にしているか」の指標がフレームレートです。フレームレートはFPSという単位で表示されています。 FPSの数値が多いほど滑らかな動画になるということになります。
FPSは多ければ多いほど良いのですが、そのぶん動画の容量も大きくなってしまいますので、通常は24から30FPS以上のドライブレコーダーを選びたいものです。