燃費を向上させるには?日常でできる工夫やテクニックまとめ! | カーライフマガジン

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自動車業界の経験者が教える、他では聞けない「クルマの基礎知識」

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最近では、革新的な技術の導入によって非常に燃費に優れた車種が多く出てきています。
しかし、カタログ燃費で見る数字と実際での燃費では大きな差があることは 、昔も今も変わりません。

しかし、だからといって諦めてはいけません。
ちょっとした工夫とテクニックで実燃費をカタログ燃費に近づけていくことが可能です。
今回は実燃費を向上させるために、日常でできる工夫やテクニックを5つのポイントにまとめてみました。

■1.ルートを変える

燃費が悪化する一番のケースは渋滞です。 加減速を頻繁に行うことで、ガソリンを無駄に消費してしまうからです。 通勤で車を使う人は、渋滞に巻き込まれやすいですが、時間帯を少し早めたり、ルートを変えたりして、できるだけ渋滞を回避するようにすると良いでしょう。

遠回りだったとしても、渋滞に巻き込まれるよりは燃費を大きく向上させる可能性があります。

渋滞に巻き込まれなくても市街地などは信号が多く、加減速が多くなりがちなので、そういった道を避けたり、坂道の少ない道を選ぶなど、ガソリンを無駄にしにくいルートを見つけることが燃費を向上させるコツです。

■2.タイヤをチェックする

タイヤの空気圧が低くなっていると、燃費を悪化させる原因になってしまいます。 タイヤの空気圧が低いと、タイヤが転がるときの抵抗が大きくなってしまいます。

抵抗が増えるということは、エンジンに負担をかけるとうことなので、それだけ多くのガソリンを必要としてしまいます。

しかし、タイヤの空気圧が減っているかどうかは見た目では、なかなか分かりません。
空気圧は自然に低下していくものなので、月に1度は空気圧をチェックするように習慣づけることで、燃費の低下を防ぐことが可能です。

また空気圧を基準よりも少し高めにすることで、燃費を向上させることができます。 空気圧が高くなれば、それだけタイヤと路面での接点が少なくなるので、転がるときの抵抗を減らすことが可能です。 ただし、あまりにも空気圧を高くしてしまいすぎると、ブレーキや旋回性能に損なう危険性があります。

そのため、高めに空気圧を設定する場合でも、基準のプラス10%までにしておきましょう。

また、タイヤによる抵抗を減らすためにエコタイヤを使用するというのも1つの手です。
タイヤの買い換えるタイミングがあれば、ぜひエコタイヤを検討してみてください。

■3.エンジンオイルを交換する

エンジンオイルが汚れているとエンジンに負担がかかってしまい燃費の悪化をまねいてしまいます。
エンジンオイルとはエンジンにとって血液のようにとても重要なもので、エンジン内で様々な役割をしています。
その中でも、特に重要な役割がエンジンをスムーズに動かすために、エンジン内の摩擦や熱を抑える働きです。

エンジンオイルが劣化してくると、エンジン内に不純物が溜まり、エンジンが正常に働くことができなくなってしまいます。
結果的にエンジンに負担をかけることになるので、燃費への悪影響もまぬがれません。

忘れがちになりやすいエンジンオイルの交換ですが、放っておくと最悪エンジンが焼き付いて故障してしまう可能性もあるので、必ず定期的に交換するようにしましょう。

■4.無駄な荷物を降ろす

車が重たくなればなるほど、動かすために必要なエネルギーも増えるので、結果的にたくさんのガソリンを消費してしまいます。
そのため、できるだけ車を軽くしてやることで、燃費の向上を図ることができます。

車に余計な荷物を積みっぱなしにしていると、それだけ車が重くなってエンジンに負担をかけてしまいます。
トランクに普段使わないものがパンパンに詰まっている人が時々いますが、その荷物を降ろすだけでも燃費を向上させることができます。

また、ガソリンを常に満タンの状態に保つのも燃費の上では、あまり良くありません。 ガソリンが満タンな状態ということはそれだけ、車体が重たくなっているということなので、その状態を保つと燃費を悪化させてしまいます。

半分減った程度で、ガソリンをすぐに足す人がいますが、そういったガソリンの入れ方は実は燃費を悪化させてしまっています。

■5.エアコンの使い方を見直す

車内で快適に過ごすために欠かせないエアコンですが、燃費を悪化させてしまう原因にもなってしまいます。 暖房の場合はエンジンの熱を利用することで車内を温めているので、エンジンに余計な負担をかけないのですが、冷房の場合はコンプレッサーを使って冷気を生み出しています。

コンプレッサーを動かすためにエンジンの動力を使っているので、冷房を使うとエンジンに負担がかかり燃費を悪化させてしまいます

そのため不必要に冷房を使わないことが大事です。

しかし、夏の暑い日にエアコンを使わずに過ごすのは現実的ではありません。
そのため上手にエアコンを使うことで、燃費の悪化を最小限にすることが重要になってきます。

最近の車のほとんどがオートエアコンが装備されていると思います。
中にはオートエアコンが装備されていても、オートに設定せずにマニュアルでエアコンを調整するという人もいるかもしれませんが、燃費の悪化を抑えるためにはオートモードを有効に使いましょう

オートエアコンは設定された温度に車内がなるように自動で温度や風量を調節してくれるので、無駄にコンプレッサーを動かさなくて済みます。 マニュアルだと設定した温度に車内がなっていたとしても、ずっと空気を冷やそうとコンプレッサーを動かすことになってしまうので、無駄が多くなってしまいます。

オートエアコンの場合、必要な温度に応じてコンプレッサーを動かすので、エンジンの負担を和らげることができます。

オートエアコンを上手に使うための工夫として吹き出し口を上向きにしておくと効率的に車内を冷やすことができます。
冷たい空気は上から下へと流れていくので、吹き出し口を上向きにしておくことで冷気が車内を循環しやすく、効率的に車内を冷やすことができます。

また、駐車時にサンシェードを使うことで、車内の温度の上昇を防ぐことができます。
そうすることで、エアコンの使用量を減らすことができるので、燃費の向上につながります。

■小さな積み重ねが燃費を向上させる秘訣!

今回紹介した工夫やテクニックは、どれか1つ行うことで劇的に燃費が向上するというものではありません。

しかし、細かい工夫でも、積み重ねていくことで、長い目で見れば大きな節約になることもあります。
どれも簡単ですぐにできるものばかりなので、少しでも燃費を良くしたいと思う人は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

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