BMW Z4 フルモデルチェンジと新型トヨタスープラ。夢のタッグ(共同開発)について | カーライフマガジン

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高級外車の御三家といわれるのがベンツ、BMW、アウディはステータスとして目標とするに相応しい自動車です。

今日はその一角であるBMWについてですが、その優雅で存在感のあるフォルムと重みのある高級感、そしてBMWのブランドを表す堂々たるエンブレム。

自動車好きにはたまりません!

そんなBMWの中でも最近注目を集めているのが、2017年東京モーターショーでコンセプトモデルが登場し、会場を圧倒させた新型Z4です。

フルモデルチェンジしたということで、かなり気になりますよね!

1.BMW新型Z4はトヨタとの共同開発

Z4は2003年に初代が登場しており、当時はBMWの2シーターオープンクーペでした。

その後ハードトップクーペが登場し、ボディ剛性の不利を緩和したモデルが世を席巻しました。

今回の新型Z4は3代目となり、トヨタとの共同開発という初めての試みで開発されたスポーツオープンカーです。

新型Z4はオープンモデルのみということですが、クーペモデルとしてZ4の兄弟車が同時発売されると発表されました。

それが復活を遂げることとなったトヨタの新型スープラなのです!

BMWとトヨタは今回の件で初めて手を結んだわけではなく、契約を締結したのは2013年になります。

➢軽量化技術の共同研究開発 ➢リチウム空気電池を共同研究 ➢燃料電池(FC)システムの共同開発

➢スポーツカーの共同開発

といった幅広い協業契約内容で、持続可能なモビリティの実現を共に目指しています。

新型Z4の開発については、プラットホームはBMWが担当し、ハイブリッドシステムなどをトヨタが担当する予定となっています。

中でも楽しみなのが、サスペンションやエンジンのチューニングは各々別ということで、エクステリアやインテリアに個性が現れると期待されます!

トヨタは過去にスバルと【86・BRZ】の共同開発をしており、今回もまた技術の共有による相乗効果を期待することができます。

しかも今回はBMWとのコラボレーション!

元来航空機メーカーであったBMWの空力学を取り入れられるということで、今後のGT選手権などでもトヨタは大きなアドバンテージを手に入れることとなりました。

BMW側としても、電装関係の非力さを強固なものとすることができるというメリットは大きいです。

2 .Z4フルモデルチェンジの詳細

このZシリーズはZ4まで発売されていたため、順番的に次はZ5になるかと思われていました。

しかし、Z5にするにはスペックなど大幅なテコ入れが必要な上に、Z4がすでにZ3を改良したものであるため、新型としてZ4をフルモデルチェンジさせることになりました。

・スペック

➢Z4 M40i
➢Z4

グレードはこの2種類に分かれています。

エンジンは

3バリエーションハイスペックモデルのZ4 M40iはエンジンを直列6気筒3Lターボにアップグレードしています。

Z4 M40iにおいては、2シーターオープンの小型ボディにはとてもパワフルな340psという最高出力!

新型Z4には1気筒あたりの排気量を500ccとしたBMWの新世代エンジンが搭載されました。

これにより、2Lターボエンジンでは【sDrive20i・sDrive30i】の2パターンが展開しています。

❏2.0L 直列4 ❏気筒BMW ツインパワー・ターボ・エンジン ❏最高出力197ps、(145kW) ❏245ps

❏270ps

となっています。

・インテリア

運転席は高級車特有の上質で優雅なシート、そしてメーターはBMWの上級セダンから引き継がれ、多彩な情報を表示するデジタルメーター。

大型インフォテインメントディスプレイがドライブをより一層盛り上げてくれそうな作りです。

2018年4月17日に発表の「BMWオペレーティングシステム7.0」が新型Z4に搭載されます。

インフォテインメントシステムは、タッチやボイス、ジェスチャーでコントロールできるようになっています。

ドライブを集中して楽しみたいという人達の気持ちを高めてくれます。

・エクステリア

前モデルと比べると、更に洗練されたデザインに変わっています。

できるだけ風の抵抗を受けず、風と一体化できるように設計されているのかと思うほど流れるような曲線美が印象的

前モデルよりも全幅を70mm拡大しながらも新開発プラットフォームや電動ファブリック・ルーフにより車重を60kg軽量化しています。

この軽量化により、クイックレスポンスなハンドリングと低燃費が発揮されます。

折畳み式ハードトップだった前モデルよりも低重心化に力を入れているので、安定感のある走行を実感できるでしょう。

・燃費

やはり実際に乗る際に気になるのが燃費です。

前モデルでは、2Lエンジン搭載モデルで燃費が13.4km/Lなっていました。

新型Z4では3LターボのハイスペックモデルM40iで14.1km/Lと発表されています。

2Lエンジンモデルでは更なる燃費値が実現され、サイズが近い現行モデルの2シリーズカブリオレの15.8km/Lと同等になると考えられます。

トヨタの燃費環境性がこれまでのZ4をどう変えていくのか注目していきたいです。

・発売時期と価格

BMW新型Z4 ロードスターは、2018年8月26日 アメリカ・モントレー「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス2018」で公式発表されました。

発売時期についてはっきりとは明かされていませんが、2018年9月といわれていたり、2019年春の発売だという説もあります。

本当に2018年9月に発売ならば、公式発表からのスパンが短すぎる気もします。

そうなると、日本にやってくるのは2019年春あたりでしょうか。

どちらにしろ、2019年内には新型Z4とスープラが街を走っているということです。

このツートップが世界中を席巻する日もそう遠くない未来ですね!

価格については、MW Z4の新車価格が485~850万円だったことから、新型は600万円からと考えられます。

また、グレードによりトップクラスでは1000万円まではねあがるのではないかと予想できます。

3.最後のトヨタ車を担うスープラの復活

兄弟車としてZ4と共に注目されているスープラの復活は、共同開発でなければ実現しえなかったと考えられます。

どうやらトヨタのFT-1コンセプトは新型スープラのコンセプトモデルであったようです。

これは2014年にBMWと共同で新型スポーツカーとして開発したもので、モーターショーで発表された際には次期スープラと噂されていました。

それから4年後の2018年、満を持してトヨタはスープラ復活を発表し、世界中から注目を集めました。

こうしてスポーツカーを共同開発し、直6エンジンをもたないトヨタがスープラを復活させるタイミングがやっときたのです。

電気自動車が主流になりつつある今、純粋なエンジンで走るスープラを作るにはBMWの協力が不可欠だったわけです。

スポーツカーはエンジンで走るからこそ醍醐味がありますよね。

だからこそ、共同開発で復活させるということには大きな意味があるのです。

新型スープラの開発責任者である多田哲哉チーフエンジニアは「最後のトヨタ車になるのではないかと思っています」とコメントを残しています。

スープラファンからすれば純粋なるトヨタ車ではないというところがひっかかるかもしれませんが、BMW製の直列6気筒エンジンはなんといっても世界最高峰!

これまで以上にエンジン音を感じながら官能的な走りを楽しめるはずです。

まとめ 共同開発が生み出すもの

スバルとの共同開発で大成功したトヨタに世界中の期待度は高まっています。

何よりトヨタの強みである優れた燃費環境性能にBMWのシャーシー性能がプラスされるのは楽しみです。

共同開発を行うことによりコストを削減できたことで、高いコストパフフォーマンスを受け取れるのは自動車を乗るものとしてありがたいことです。

写真でも食べ物でもシェアするのが流行っている時代ですから、技術のシェアも世界規模でどんどん行って、未だかつてない最高な車を作っていってほしいものですね。

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