新車価格帯 | 434万~915万円 | おすすめグレード | TT Coupe 2.0 TFSI quattro |
---|---|---|---|
JC08モード燃費 | – | エコカー減税 | 非対象 |
排気量 | 1,798cc~1,984cc | 車両重量 | – |
最高出力 | 155kW(211PS)/4300-6000rpm | 最大トルク | 350N・m(35.7kgf・m)/1600-4200rpm |
立体駐車場への入庫 | ○ | リセールバリュー |
TT、ドイツの自動車メーカーアウディが製造・販売するスポーツカーです。
TTのボディタイプは、2ドアクーペとロードスターの2種類をラインナップしています。
1995年にアウディが発表したモデル「TTデザイン・スタディ・モデル」を市販化したものがTTとなっており、1998年に2ドアクーペが発売されました。その2年後の2000年に電動ソフトトップを採用したロードスターが追加されました。
スポーツカーとしての派手さはなく、シンプルなフロントデザインは一見地味にも感じますが、スポーツカーの新たなデザインとして他のブランドに大きな影響を与えました。
2006年にモデルチェンジが行われました。エクステリアは先代同様シンプルなデザインではありますが、ヘッドライトがセンターからサイドに流れる釣り目になり、アウディの特徴であるシングルフレームが導入されることになりました。
プラットフォームはアウディ・スペース・フレームテクノロジーが採用されたものなので、ボディの約7割がアルミニウム製となり、100kg近い軽量化に成功しています。
日本へ導入されているグレードは、2ドアクーペが「1.8 TFSI」「2.0TFSI quattro」「TTS」「TT RS」、ロードスターが「2.0 TFSI quattro」の計5種類です。
TTに搭載されているトランスミッションは、2つのクラッチを備えているSトロニックです。クラッチを2つ備えることにより、奇数段ギア・偶数段ギアに分けているのでエンジンパワーを途切れさせることなくギアを繋ぎます。
アウディのボディにはASFが採用されており、ボディの素材にアルミとスチールを組み合わせることによりオールスチールと比べて約48%もの軽量化に成功しています。
ただ軽量化しているわけでもなく、重いスチールを適所に配置することにより、ボディ前後の重量バランスが最適に調節されています。
マクファーソンストラット式フロントサスペンション・4リンク式リヤサスペンションを採用することにより、路面からのショックや振動をいなし、ドライバーからの入力を素直に受け入れることで優れた走行安定性を生み出しています。
ヘッドライトにはハロゲンライトの約2倍の光量があるバイキセノンヘッドライトが採用されています。LEDのポジショニングライトを採用しているので、エネルギー消費を抑えます。
コーナリングなどでは、走行速度・ステアリングホイールの切れ角などを検知し、進行方向へ自動でヘッドライトを傾け視認性を向上させます。
高速走行時には、リヤスポイラーが自動的に展開し、空力性能を高め、車両安定性を向上させます。これは、速度が落ちると自動的に格納されるようになっています。