新車購入時にオススメされるSUVには気をつけろ!!︎ | カーライフマガジン

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自動車業界の経験者が教える、他では聞けない「クルマの基礎知識」

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新車購入と言えば、人生の中でも大きなイベントの一つですよね。 そんな新車購入でも、乗りたい車種が特に無いユーザーも意外といます。 そんな場合、自動車ディーラーではほぼ100%の確率でSUVをオススメしてきます。

では、この理由についてご説明していきましょう。

1.ディーラーがSUVを売りたがるにはワケがある

自動車ディーラーがSUVをオススメして来るのにはワケがあります。 ちょっと思い浮かべて見てください。 1BOXとSUVで、座席の足元が広いのはどちらですか? ワゴンとSUVで、天井が高いのはどちらですか? セダンとSUVで、走行路面を選ばないのはどちらですか? この全てがSUVですよね。 自動車ディーラーはコレを売りにして貴方にアプローチしてきます。 確かに乗ってみると豪華な感じがしますし、何よりも存在感がある気がします。

しかし、そんな気分も束の間、ある事実に気付くのです。

使い辛い。

そう、使い勝手がすごく悪いのです。
乗り込むのも、高い座席のため足を悪くした人にはまず倦厭される自動車第1位でしょう。

トランクルームにゴルフバッグ6本乗りますよ‼︎

などの謳い文句で誘ってきますが、実際に私生活でトランクルームを使おうと思うと、やはり地面からの高さがあるため荷物の出し入れにはとても不向きなんです。

挙げ始めればキリが無いSUVのデメリットなのですが、それでもなお、自動車ディーラーがSUVをオススメするのは【作業性が良い 利益率が良い】からなんです。 作業性が良いというのは、足元の広さから来ます。 自動車の整備性の悪さは、車外よりも車内が目立ちます。 今まで数多くの自動車と触れ合って来ましたが、車外車内両方の整備をするにおいて、SUVほどやりやすい車種は他にないでしょう。

それほどまでに作業性が良い車種なのです。

そして利益率。 数多くあるSUVのサイズ感から見て、確実に安い車ではないと感じると思います。 実際高いですよね? しかし、その利益率は車種やグレードによっては25%〜40%にもなります。 恐ろしいほどの利益率です。 単純計算で、500万円のSUVの125〜200万円は利益だということになるのです。 なかなかここまでの利益率は他にありません。

ですから自動車ディーラーはSUVを売りたがるのです。

2.SUVは日本の公道向きでは無い

現在日本の公道をSUVが走るのに充分な広さがあると感じますか? アレだけのサイズを持つSUVが走るには、日本には路地が多過ぎます。 大きさで言えば1BOXだって変わらないじゃないかと思いますよね? しかし、1BOXとSUVの最大の違いは車高の高さとタイヤ・ホイールのサイズなのです。 この2点によって何が問題なのか分かりますか? 日本の車道と歩道を隔てているのは縁石ですが、SUVはこれを簡単に乗り越えてしまうだけの車高があります。 更に、タイヤ自体が大きいため多少の衝撃では止まらないということです。 このタイヤの大きさの問題は、旋回性にも影響しています。つまり、曲がりづらいということです。 世界的に見ても、日本の道路というのは狭いです。

そんな日本にSUVはやはり不向きな自動車であるでしょう。

3.乗り手を選ばないSUV?

どんな人にもSUVは最適ですよ!! これ自動車ディーラーの殺し文句です。 しかし、誰にでもSUVが合うだなんてのは実際嘘ですので注意して下さい。 快適な空間を保ちながら遠出できる自動車とも言い切れませんし、人数が乗れるわけでもない。

客観的に見れば本当に中途半端な自動車なんです。

しかし、良い点もあります。 自動車の作り自体が簡単に作られているのに、しっかりと補強されているので室内安全性に優れているということです。

事故にあったとしても怪我をする確率が少ないというのはユーザーにとって大切な要素です。

決して乗り手を選ばないなんて自動車ではありませんが、安全な自動車だということは確かです。

4.自動車査定に響きづらいSUV

今回この部分が一番大切な項目になるでしょう。 SUV最大の特徴です。 自動車査定をする際に【SUVは査定価額が下がりづらい】のです。

ではなぜ査定価額への影響が少ないのかご説明致しましょう。

SUVという車種の特徴は、大きな箱でありながら柔軟性を持っているのでボディの歪みが小さく済みます。 そして、エンジンにも無理を掛けるような必要がないサイズのエンジンが基本的には搭載されています。

稀に1,500cc程度の小さいものが搭載されていますが、そのような場合はハイブリッド車になっていたりするので余計に査定価額は下がりません。

自動車査定に関わるポイントの劣化が少ない自動車なんてなかなかありませんが、SUVはこの例に外れた自動車なんです。

5.まとめ

新車購入は、できる限りたくさんの試乗車を試してみてコレだ!!と感じるものを探すことをオススメいたします。 それでも気になるモデルが無いようでしたら、メーカーを変えてみる。 それでもダメなら国を変えてみる。 自動車は大きな買い物です。

色々見た結果SUVを選択するのは問題ありませんが、気に入ったものを手に入れられるように、自動車ディーラーのSUV押しに誤魔化されないようにしましょう。

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