現在筆者が最も愛用しているのがミシュランのタイヤです。
フィーリングが私の運転に合っている気がするという理由からです。
ミシュランはフランスのタイヤメーカーとして長年トップセールスを誇ってきましたが、フランスという土地柄さまざまなロードコンディションをテストできるメリットはやはり大きいでしょう。
さて、今回紹介するミシュランのタイヤたちですが、ハッキリいってイチオシのタイヤを決めることができません。
たくさんあるタイヤの中で、どれを使用しても大きな不満を私自身が持たないタイヤメーカーだからです。
そのため、私個人の独断と偏見によって、今回はあなたにオススメしたいミシュランタイヤのみを各1アイテムずつご紹介していきたいと思います。
現在世界シェア2位というポジションは伊達ではありません。
因みに1位は2005年からブリヂストンが奪取しています。
1.エコタイヤ ENERGY SAVER+
14インチから16インチまでのラインナップを取り揃えられているENERGY SAVER+です。
エコタイヤとしての性能だけを見た場合、ブリヂストン ECOPIAやダンロップ ENASAVEの方が高性能だといえます。
なぜわざわざそんなことまで教えるのか。
それは、あなたがタイヤを選ぶ確実な指標となるためです。
エコタイヤとしての性能は劣ってしまったとしても、走行性能としてはワンランク上をいっています。
単純にグリップ性能の違いですね。
転がり抵抗を下げすぎないことでグリップ性能を確保しています。
165/70R14 81Tが最小サイズラインナップというように、軽自動車には適合が難しいです。
セダン・クーペ・ミニバン・コンパクトカーへの適合は問題ないでしょう。
また、当然のことながら外車への適合は完璧です。
ノーマルラジアルタイヤよりも燃費が良く、エコタイヤよりも走行性能が高いタイヤをお求めの際にはENERGY SAVER+の存在を思い出していただきたいです。
2.コンフォートタイヤ Primacy3
国産大手タイヤブランドの展開しているコンフォートタイヤと比べ、スポーツ色が濃いタイヤとなっています。
スポーツタイヤとまではいえないものの、グリップ性能が高く踏ん張りがとても良く効きます。
パターンノイズが高音なことから、低速走行時には若干気になりますが、50km/h前後からは気になる要素もなく快適なドライブが楽しめます。
基本的には静粛性に定評があり、ヨーロッパの国々での速度域ではこれがオーソドックスとなります。
これまでのPrimacyシリーズでは、もっと剛性が強く固い走りのイメージを持っていましたが、このPrimacy3は日本の道路事情にもマッチした作りになっているといえるでしょう。
突き上げ感も少なく、不意にキャットアイ(反射型道路鋲)を踏んだとしても影響が少ないのには驚きます。
燃費性能としては決して高くありません。
しっかりとアクセルを踏み込ませる特性です。
そして、アクセルの踏み込み量に比例してしっかりと前へ自動車を進ませてくれるのは嬉しいポイントです。
タイムラグなくダイレクトなフィーリングで運転できるというのは、トラブルへの対応も素早くなるというメリットも生まれますのでオススメです。
16インチから19インチがラインナップされています。
ホイールのチューニングを施してあれば使用できるタイヤは増えますが、基本サイズは幅215からとなっています。
セダン・クーペが推奨となります。
国内タイヤブランドのスポーツタイヤを検討していて、その価格に二の足を踏んでいるあなたには一度お試しいただきたいです。
Primacy3はコンフォートタイヤです。
スポーツタイヤのような怖ろしい金額にはならないので、安心して使い続けることができるでしょう。
3.スポーツタイヤ Pilot Sport SP2
ミシュランのスポーツタイヤは一味違います。
基本サイズラインナップは17インチから22インチまでと、セダン・クーペ専用のラインナップです。
スポーツタイヤとしては快適な部類に入りますが、とても固い乗り味には慣れが必要です。
グリップ性能はとても高く、あなたへのフィードバックは抜群です。
ただし、これはドライコンディションでの話です。 ウェットコンディションでは、グリップ性能が著しく低下してしまいます。
市街地を安全運転している分には問題ありませんが、スポーツタイヤとしての特性は期待しない方が良いでしょう。