燃費性能に優れ、環境にやさしい車として注目されるエコカー。燃費がよい車は排気ガスが大気に与える影響が少ないうえ、ガソリン代も節約できます。こうした点に魅力を感じて、最新エコカーの購入を検討している方もおられることでしょう。
ただ、近年はエコカーの種類が増えているため、どの車種を選べばよいのか迷ってしまうかもしれませんね。そこでこの記事では、おすすめの最新エコカーを6車種ご紹介します。
■燃費性能の高い最新エコカー
燃費性能がよくなければ、エコカーとは呼べません。車の燃費性能は年々向上していますが、2016年4月時点でトップ3に位置するのは以下の3車種です。
●プリウス
プリウスといえば、エコカーの草分け的存在ですね。1997年に登場した初代プリウスの燃費は、10.15モードで1リッターあたり28Km/l。発売当時としては驚異的な燃費性能を誇っていました。
一方、2015年に登場した現行型プリウスの燃費は、JC08モードで1リッターあたり40.8Km。JC08モードが10.15モードより厳しい基準の燃費計算法であることを考えると、燃費性能の向上に驚かされます。プリウスは、たゆまず進化し続けているエコカーといえるでしょう。
●アクア
コンパクトなエコカーとして人気のトヨタ・アクア。人気の理由は、車体のコンパクトさだけではありません。その燃費はJC08モードでリッターあたり37Km。プリウスよりは少し低い数値ですが、十分な燃費性能といえるでしょう。アクアはただ小さいだけでなく、高い実力を備えたエコカーなのです。
●フィットハイブリッド
ここまではトヨタのモデルが続きましたが、トヨタ以外のメーカーが開発するエコカーも優れています。ホンダのフィットハイブリッドは、トヨタ車に迫る燃費性能を誇るモデル。その燃費はJC08モードで36.4Km/lとなっています。
フィットハイブリッドはコンパクトカーの中でも室内が広く、実用性も抜群です。燃費のよさと使い勝手を両立したい方は、フィットハイブリッドをチェックしてみてください。
■プラスアルファの要素をもつモデル
かつてのエコカーには、「ただ燃費がよいだけの車」といった印象があったかもしれません。しかし、現在のエコカーには多様なタイプがあり、さまざまなニーズに応えられるようになっています。もしエコカーにプラスアルファの要素を求めるなら、以下の3車種をチェックしてみてください。
●アルト
「維持費をできるだけ抑えてエコカーに乗りたい!」というニーズに応えてくれるのが、スズキの軽自動車アルトです。アルトは、いわゆるハイブリッド車ではありません。しかし、エネチャージというシステムによって、JC08モード燃費37Km/lを実現しています。先ほどご紹介したアクアと同じ数値ですね。
アルトは軽自動車ですから、維持費の安さも抜群。普通車と比べて自動車税が3万円近く安くなります。維持費と燃費を極力抑えたいなら、アルトを選択肢に加えてはいかがでしょうか。
●アクセラハイブリッド
「エコカーが欲しいけど、車の走りも楽しみたい!」という方におすすめなのが、マツダのアクセラハイブリッドです。このモデルのJC08モード燃費は30.8Km/l。エコカーとして十分な燃費機能を備えています。
それでいて、走る喜びも提供してくれるのがアクセラハイブリッドの魅力。アクセル操作に対するレスポンスがよく、車を意のままに操る楽しさを提供してくれますよ。マツダの「鼓動デザイン」によるスポーティーな外観も楽しめる、おすすめの1台です。
●イグニス
「アウトドアを楽しめるエコカーはないの?」というニーズに応えてくれるのが、スズキのイグニス。最低地上高が180mmと高く、荒れた路面での走破性に秀でています。
もちろん燃費性能も高く、2WDモデルのJC08モードでの燃費は28.8Km/l。さすがに4WDモデルの燃費は落ちますが、それでも同モードで25.4Km/lを維持しています。エコカーでアウトドアを楽しみたいなら、愛車にイグニスを選んでみてはいかがでしょうか。
以上のように、エコカーといってもその性能や特徴はさまざまです。燃費だけでなく車の使い方や楽しみ方も考慮して、最適なエコカーを選び出してみてくださいね。