ファルケンタイヤと自動車のマッチング|元プロメカニックのオススメはこれだ! | カーライフマガジン

住友ゴムに吸収されてダンロップと技術を共にしているファルケンです。
もちろん品質も同等と考えて問題ありません。

しかし、その価格帯はとてもリーズナブル
使用する上で、この上ない安心感を持ってアクセルを踏み込むことができる低価格帯タイヤです。

国内よりも海外での評価が高く、1999年よりFALKEN MOTERSPORTSとしてニュルブルリンク24時間耐久レースに参戦、大会スポンサーとしても名を馳せています。

最近ではスカイスポーツでも話題のファルケンの現行オススメタイヤをご紹介したいと思います。

1.エコスタンダードタイヤ SINCERA SN832i

ファルケンが地球環境に配慮した結果、低燃費性能とCO2削減に力を入れました。

そして生まれたのがこのSINCERA SN832iというタイヤです。

ワイドトレッドの採用により絶対的接地面積を広くすることで、グリップ性能の向上と確かなハンドリングを実現。

トレッド面の温度に左右されずに確かなグリップ性能を発揮できる素材の採用は、ウェットコンディションにも強いタイヤを生み出しました。

回転方向に太く設定された排水性の良い溝のおかげで、ハイドロプレーン対策もバッチリです。

しなやかなサイドウォールは乗り心地を良くすることにつながり、必要以上に盛り込まれていないトレッドパターンは、柔らかく密着度の高いトレッド面の摩耗を抑えロングライフ性能の向上につながっています。

こんなに良いポイントが多いSINCERA SN832iは、13インチから16インチのサイズラインナップを用意されていて、SUV以外のボディータイプに適合します。

販売店にもよりますが、15インチ1本単価¥6,000-前後の販売価格はとてもリーズナブル。

長く使用できるだけでなく、高品質でリーズナブルなタイヤをお探しのあなたには、SINCERA SN832iを一度お試しいただきたいと思います。

2.オールシーズンタイヤ EUROWINTER HS449

基本的に降雪量が少ない地域ですと、路面凍結の危険性も少ないため年間を通してサマータイヤでも過ごせてしまいます。

逆に、年間を通して雪の中ばかりの地域であればスノータイヤやスタッドレスタイヤを使用しておけば問題なく走行することができます。

では、その中間に存在する地域であったとしたらどうでしょう。

確実に毎年降雪するけれど、年間のほとんどはサマータイヤで問題がなく、降雪前にスタッドレスタイヤに付け替えればOKという地域です。

できれば年間を通して1セットのタイヤで回してしまいたいと思いませんか?

それを実現できるタイヤがこのEUROWINTER HS449です。

サマータイヤとウィンタータイヤの2セットを使い回すためには、使用していない1セットを保管するスペースが必ず必要になります。
また、タイヤ交換に時間を割かなければならない労力も必要です。

EUROWINTER HS449であれば、保管スペースもタイヤ交換の労力も必要ありません。

ドライコンディションでのグリップ性能、ウェットコンディションでのグリップ性能は一定レベル以上の性能を発揮してくれます。
そして、オールシーズンタイヤの特徴であるスノーコンディションでのグリップ性能も高いです。

若干ロードノイズは大きくなりますが、乗り心地の良さは高いです。

柔らかいタイヤなので摩耗しやすいかと思ったのですが、ロングライフ性能が高いタイヤです。

スタッドレスタイヤほどのスノー性能の高さはありませんが、慣れてしまえば酷い積雪の中でも走行するのに苦労はありません。
現にヨーロッパでウィンタータイヤとして認定されている証としてスノーフレークマークの刻印もされています。

14インチから18インチのサイズラインナップで、SUV以外のボディータイプであれば装着することが可能です。

コスト面でも年間1セットのみということで優れていますので、お手軽に自動車に乗り続けたいあなたには正にベストチョイスではないでしょうか。

3.スポルティフコンフォートタイヤ ZIEX ZE914F

ちょっとドレスアップをしたり、高級外車に乗っていたり、セカンドカーのタイヤに少しだけゴージャスさを求めたいというあなた。

走る楽しみを味わうことができるZIEX ZE914Fはいかがでしょう。

14インチから18インチのサイズラインナップが用意されているので、SUV以外のボディータイプであればご使用いただけますが、オススメは16インチ以上のミドルセダンからといったところです。

このタイヤの特性はウェットコンディションに強さとハンドリングのレスポンスの高さです。

余計なトレッドパターンを配さず、スリックタイヤに近い状態でありつつも排水性が良いためウェットコンディションで滑るという危険性が少ないです。

サッと切れ込むようなクイックなハンドリングではなく、水平移動しているかのようなリニアなハンドリングはコンフォート感をより高いレベルで体感することができます。

乗り心地は良いもののタイヤとしては固く、フワつきを感じないスポーティー感と若干の突き上げ感があります。

動と静の両方を併せ持つZIEX ZE914Fは、外車のトルク特性にもマッチしているのでオススメです。

4.プレミアムタイヤ AZENIS FK453

メインターゲットはセダン・スポーツカーになり、17インチから22インチのサイズラインナップを用意しています。

このFK453ですが、ウィークポイントを探す方が難しいタイヤでした。

ドライ・ウェットコンディションともに乗り心地は最高。
グリップ性能の物足りなさも感じず、速度域のレンジも選ばない信頼感を持った一般道でのベストオブタイヤといっても過言ではありません。

20インチ1本単価¥18,000-前後と、コスト面でも文句なしのタイヤで、ロングライフ性能にも優れています。

軽自動車やコンパクトカーに対応したサイズがないというのが唯一の泣き所でしょうか。

あなたの自動車に安心と信頼を高い次元でもたらしてくれるタイヤです。

5.プレミアムランフラットタイヤ AZENIS FK453 RUNFLAT

前述したAZENIS FK453をさらにグレードアップさせたAZENIS FK453 RUNFLATは、低燃費性能がより向上したタイヤです。

個人的にはFK453の方が安心感がありました。

その理由は、タイヤ自体の重量がFK453の方が重いというところからくるのでしょう。

若干ですがFK453 RUNFLATの方が軽く、その分低燃費性能に貢献しています。

アクセルの踏み込み量が少ないユーザーにはコチラの方がオススメです。

特性としてはFK453と同様ですので、多くは語らずとも良いでしょう。

メインターゲットがセダンのようで、17インチから19インチのサイズラインナップとなっています。

6.スポーツタイヤ AZENIS RT615K+

あなたはサーキット走行の経験はあるでしょうか。

一般道とは異質な路面状況。
まるでヤスリのようです。

路面に負けない強さを持ったハイグリップ性能がAZENIS RT615K+にはあります。

ただ、一般道での使用にはあまり適していません

ドライコンディションに特性を思い切り振っているため、轍に溜まる雨水やマンホールなど路面の抵抗値の変化が激しいフィールドでは、オーバースペックでもありロースペックでもあるのです。

そのため、ここではサーキットでの使用感は最高とだけお伝えしたいと思います。

直進安定性、コーナリング性能、ブレーキ性能と、名実ともにレース用タイヤです。

一般道での使用には、他のタイヤの方が良いでしょう。

因みに、17インチと18インチの2サイズが用意されています。

7.SUV専用プレミアムタイヤ AZENIS FK453CC

現在SUVのメインステージはオンロード
そのため、マッドフィールドでの走行性能よりもオンロードでの性能が重要視されます。

タイヤの特性としては前述したFK453と同様です。

違いといえばサイドウォールの面積が増えることで柔軟性が増えたということぐらいでしょう。

乗り心地最高で、パワーの欲しい時にしっかりと反応してくれるタイヤ。
これはどんな自動車にとってもニーズに合った特性です。

¥20,000-台と若干コスト面では痛手ですが、ロングライフ性能に優れているので損な買い物には決してならないはずです。

8.まとめ ファルケンは安心して選ぶことができるタイヤ

住友ゴムというしっかりとしたバックボーンがあるファルケン。
ダンロップと兄弟ブランドであるという信頼感。

これだけでも安心して選ぶことができる上に、そこにしがみついて開発に力を注がないわけではない前向きな姿勢に高評価です。

国内ブランドであっても高すぎない価格設定も嬉しいポイント。

いつでも安心してリーズナブルなタイヤを探しているあなた。
自信をもってファルケンのタイヤをオススメさせていただきます。

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