街乗りから、ちょっとしたオフロード走行まで楽しめるSUV。
近年はスタイリッシュなSUVが多数発売されており、使い勝手のよさも相まって幅広い層の人気を集めています。
この記事を読んでいる皆さんの中にも、「次の愛車はSUVかな」と考えている方は多いことでしょう。
ただ車ファンとしては、やはり走行性能が気になるところ。
いかにスタイリッシュで使いやすいSUVも、走りがイマイチでは乗っていて楽しくないですよね。
そこで本記事では、走りがいいSUVを6車種厳選してご紹介します。
中古で狙える走行性能の高い車もご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
■新車で買える走りがいいSUV5選
現在新車で手に入るSUVラインナップに目を向けると、オフロードはもちろんのこと、オンロードでの走行性能に優れるモデルが多数見つかります。
中でも以下にあげる5車種は、どれも比較的手の届きやすい価格帯のモデル。
各モデルがもつ走りの魅力に迫ってみましょう。
・フォレスター・2.0XTアイサイト
スバルの人気SUV、フォレスター。
現行型である4代目フォレスターの中でも、「2.0XTアイサイト」は特に走行性能に優れるモデルとなっています。
2.0XTアイサイトに搭載されるエンジンは、レヴォーグやWRX・S4にも採用されている「FA20直噴ターボ」。
低回転から力強いトルクを発揮し、5,700回転で最高出力280psを発揮します。
この力強いエンジンのおかげで、街中におけるフォレスター2.0XTアイサイトの走りは軽快そのもの。
といっても、このモデルは街乗りだけに特化した大人しい車ではありません。
走行モードを「インテリジェント」から「スポーツシャープ」に切り替えれば、スポーツカーさながらの痛快な加速を楽しませてくれます。
このようにスポーティーな走りを楽しめるモデルでありながら、フォレスターは静粛性も上々。
2.0XTアイサイトは足回りが固めですが、室内に入るロードノイズが少ないため快適なドライビングを楽しめます。
以上の魅力を持つフォレスター2.0XTアイサイト。
販売価格は約312万9千円からとなっています。
・CX-5・XD
精悍なルックスが魅力的なCX-5。
CX-5の中でも2.2Lディーゼルターボエンジンを搭載した「XD」は、トルクフルな走りを楽しめるモデルとなっています。
XDに搭載されるディーゼルターボエンジンは、最大トルクがなんと42.8Kg-m。
ランドクルーザー(トルク46.9Kg-m)に肉薄する太いトルクを、わずか2,000回転で発生させます。
このトルクフルなエンジン性能を活かせるのは、なんといっても高速道路。
登板路でもパワーダウンを気にせずに、安定した速度で走り続けることができます。
この一方で、CX-5はワインディングでの走りも抜群です。
特に4WDモデルは「i-ACTIV AWD」が適切な駆動力配分を行ってくれるので、パワーをフルに活かしたコーナリングを楽しむことができますよ。
ちなみに、このi-ACTIV AWDは非常に高性能。
気温や湿度、ワイパーの動きを含めた情報を集積して次の車の動きを予想し、適切な駆動力を提供してくれます。
トルクフルなエンジンと最新のAWD技術をもつCX-5・XDの4WDモデルは、約306万2千円から購入可能。
高性能SUVで人馬一体の走りを楽しみたい方は、ぜひCX-5をチェックしてみてください。
・エクストレイル ハイブリッド
SUVの高級化が進む中、あえて強いオフロード志向を打ち出して人気を博した日産エクストレイル。
現行型エクストレイルのハイブリッドモデルは、オンロードでの高い走行性能とオフロードのタフな走りを兼ね備えるモデルとなっています。
エクストレイル・ハイブリッドのパワートレインは、147psを発揮する2Lエンジンと41psを発揮するモーターの二本立て。
両者を合わせて188psのパワーを発揮してくれます。
この動力システムが生み出す走りは、約1.9トンの重量を感じさせないほど軽やかです。
アクセルを踏み込めば、羽が生えたかのようなスムーズさで車速が増していきますよ。
また、エクストレイル・ハイブリッドはワインディングでの走りも上々です。
日産のシャシー制御技術が運転をサポートしてくれるため、なめらかで安定したコーナリングを気軽に楽しめます。
もちろんオフロード走行も、定評ある4輪駆動制御システム「ALL MODE4×4-i」の恩恵を受けて存分に楽しめますよ。
エクストレイル・ハイブリッドの4WDモデルは、約287万6千円から購入可能。
高性能でありながら、リーズナブルな価格に設定されています。
・ヴェゼル ハイブリッド
2014年、2015年と2年連続でSUV販売台数1位に輝いた、ホンダのヴェゼル。
ヴェゼルはSUVでありながら、ホットハッチ的な走りを楽しめるモデルとなっています。
特に走りのよさで高い評価を得ているのが、ハイブリッドモデル。
システム出力は最高152psと一見控えめながら、スポーツモードではパワフルな走りを堪能させてくれます。
また、ヴェゼルは足回りも秀逸。
SUVとしては固めにセッティングされており、低重心設計も相まって高いコーナリング性能を実現しています。
この高いコーナリング性能をより高次元で味わいたい方には、4WDモデルがおすすめです。
ヴェゼルの4WDシステムは後輪重視のトルク配分となっており、コーナリング時にはリアから積極的に旋回力を生み出してくれます。
ヴェゼルのハイブリッドモデルは、227万円から購入可能。
4WDモデルの価格も248万6千円からと、比較的安価に設定されています。
・エスクード
スズキの伝統あるSUV、エスクード。
現行型エスクードはハンガリーのマジャールスズキで生産されており、欧州向けの骨太なモデルに仕上がっています。
エスクードの心臓部であるエンジンは、最高出力117psとそれほど高出力ではありません。
しかし重量が4WDモデルでも1,210Kgと軽いため、キビキビした走りを楽しませてくれます。
また、シャープなハンドリングと引き締まった足回りが生み出すエスクードの走りは、まさに欧州車ライク。
オンロードのコーナリングでは、ロールを抑えたシャープな走りを味わうことができます。
もちろん、エスクードはオフロードの走行性能も高レベルです。
路面状況に応じて瞬時にFFから四駆に切り替わる4WDシステム「ALLGRIP」を搭載しており、雪道でも高い走破性を発揮してくれますよ。
以上の特徴をもつエスクードは、2WDモデルが約212万8千円、4WDモデルが約234万4,000円から購入可能となっています。
■1ランク上の走りを楽しめるハリアーハイブリッド
ここまでにご紹介したSUVは、どれもハイレベルな走りを楽しめるモデルです。
しかし車好きの中には、「もっと高レベルな走りを楽しめるSUVが欲しい!それもできるだけ安く…」なんて思っている方も多いかもしれませんね。
そんな方のために、中古で買えるとっておきのモデルをご紹介します。
そのモデルとは、トヨタの2代目ハリアーハイブリッドです。
このモデルのパワートレインは、3.3LのV6エンジンと、2基搭載されたモーターの3段構え。
システムのトータル出力は272psに達し、4リッターのV8エンジンに匹敵するほどのパワーを発揮します。
ハリアーハイブリッドの高い動力性能を示すのが、0Km-100Km加速7.3秒という数字。
カイエンのベーシックモデルが0Km-100Km加速7.7秒ですから、ハリアーハイブリッドの加速性能はポルシェクラスということになりますね。
また、ハリアーハイブリッドはただ加速が鋭いだけでなく、直進安定性も抜群です。
ステアリングに神経を使うことなく、安定した高速走行を楽しめますよ。
2代目ハリアーハイブリッドの中古車は、支払総額100万円前後から購入可能。
130万円程度の予算があれば、走行距離4万キロ前後の車両も狙えますよ。
■まとめ
本記事でご紹介したSUVは、走りのよさとSUV本来の楽しさを兼ね備えるモデルばかりです。
各モデルの特徴をよく比較して、ぜひ走りと遊びの相棒となるSUVを見つけ出してください。
■こちらの記事も合わせてどうぞ!■