新車購入は手放すまでを考えろ!売却査定を見越した自動車選びのコツ | カーライフマガジン

新車を買うときに、まず検討するポイントは

などですが、あなたはもっと大切な要素を見逃していませんか?

新車も、いつかは必ず手放す時がきます。

手放す時期や方法によっては、損をしてしまうことや、納得のいかない手放し方となってしまうことも仕方がないと諦めたくない!

新車を購入する前に先を見越した自動車選びのポイントを知り、賢く快適なカーライフを目指しましょう!

今回は、手放すときのことを考慮した自動車選びの基礎知識を考えていきたいと思います。

1.乗り潰す?買い替える?新車購入時に検討しておくべきこと

「自動車を導入する前からこんなことを考えるのはおかしい。」

そんな声が聞こえてきそうですが、あえて自動車のプロが自動車導入をする際のテクニックをお伝えします。

まずは新車購入の前に手放す時のことを考えましょう。

  • 自動車を廃車になるまで乗り潰すのか
  • 乗り換えを視野に入れているのか

長く乗り潰すのか、途中で買い換えの可能性があるか、明確にしておくことが肝心です。

愛車を乗り潰す場合、基本的にどんな自動車を選んでもOK。

最終的には廃車になるか、中古パーツ市場に流れます。

しかし、買い換えを前提に新車を購入する場合は、買取価格が高くなる見通しのある自動車を選ぶことをオススメします。

新車購入時は値引き価格に気を取られがち。

しかし、値引き率の悪い自動車でも、下取り時の査定価額の違いによってはトータルでプラスになることも多くあるのです。

2.乗り替え派 の新車選びのポイントは?

新車購入時の見積もりでは、提示価格からの値引額をいかにして増やしていこうかと躍起になってしまいがちです。

しかし、数年で買い替え希望の場合は値引額よりも、同車種の中古車販売価額を見ておく必要があります。

市場の人気を調査しておくことで、買い替え時の下取り査定が有利になり、次の自動車への乗り換えも躊躇する必要がなくなっていきます。

買い替え時の買取価格の傾向を見ていきましょう。

3.軽自動車は買取価格高め!

軽自動車は、買取価格が高く付き安いので、乗り替えを希望する人にはオススメです。

普通車のコンパクトカーより軽自動車の本体価格は高め

ただし、その分需要も高いので、下取り価格や買取査定価額は上昇傾向にあります。

導入時から買い替えを視野に入れて軽自動車を購入する場合、ある程度人気の車種、グレード設定も高めの軽自動車を選びましょう。

本体価格が安く、グレードの低い軽自動車には、下手をすると買い替え時に値段がつかないこともあるのです。

特に、中古車としての需要が高いのは

この3タイプです。

ホンダN-BOXやダイハツのタントは、中古市場のツートップ。

軽自動車のSUVは、スズキのジムニーの買取価格が非常に高くなっています。

年式は5年以内、走行距離は3万~5万キロでの乗り換えがオススメです。

4.人気のSUVも市場人気高め!

SUVは、基本的にどんな時代においても買取査定価額が高い車種になります。

一般ユーザーばかりでなく、企業としても導入しやすいオールマイティな表情がその理由の1つです

トヨタのランドクルーザーは、年式が古いものでもかなり高めの買取査定価額が付きます。

砂漠地帯のアラブ・ニュージーランド・ミャンマーなどに高値で輸出されるため、中古車でも大変重宝されるのです。

現在では、海外輸出ルートだけでなく日本国内でも、SUVの人気がとても高まっています。

そのため、SUVは全体的に買取価格が高く、需要の多い自動車と考えて良いです。

中古市場の人気が高い、国産SUVは以下の通りです。

  • ランドクルーザープラド(トヨタ)
  • ランドクルーザー(トヨタ)
  • FJクルーザー(トヨタ)
  • パジェロ(三菱)
  • エクストレイル(日産)
  • フォレスター(スバル)
  • ヴェゼル(ホンダ)
  • CX-5(マツダ)

各社のSUVが人気となっていますが、中でもトヨタのクルーザーは海外輸出率がとても良く、中古市場の需要が圧倒的に高いです。

5.ミニバンも中古車市場では人気!

ミニバンも中古車市場での買取価額が高めです。

走行距離:4~5万キロ

価格:100万円落ち

年式:5年落ち

この程度の中古ミニバンは、買い手が付きやすく、お得に手放すことができます。

ミニバンの中でも、特に買取価格が高くつくものは3ナンバーミニバンです。

  • アルファード(トヨタ)
  • ヴェルファイア(トヨタ)
  • エルグランド(日産)
  • ステップワゴン(ホンダ)
  • デリカ(三菱)

この辺りのミニバンの人気や評価が高く、中古車市場での動きが頻繁です。

6.新車を手放す時のことを考えたら無難なカラーを選ぶべし!

乗り替え希望で、数年後に新車を手放す見通しがあるのであれば、ボディカラーは無難なものを選んでおきましょう。

奇抜なボディカラーは、次の買い手が付きにくく買取価額に影響を及ぼすことがあります。

この辺りの標準ボディカラーを選んでおくことをオススメします。

オプションカラーは、購入時にも余計なコストが上乗せされてしまうためプロの意見としてはオススメしません。

また、デザインのカスタムに凝りすぎてしまうと、買取査定価額に響きます

好みが大きく分かれるデザインにすることで、ターゲット層を狭めてしまいます。

これらは、買い替えのときの障害になりかねないので注意が必要です。

7.乗り潰し派 新車選びのポイントは?

一度買った車は最後まで見届けたい…

そんな乗り潰し派の新車購入は、特に自動車の市場価値やグレードを気にする必要は一切ありません。

好きな車種を、好きなグレードで購入し、長期間愛着を持てるよう納得の上で自動車選びに時間を費やしてください。

新車を乗り潰すなら【フルモデルチェンジ直前】の購入がオススメ

買い替えの予定がない場合は、とにかく新車購入時の本体価格を安く抑えたいところ。

そのため、フルモデルチェンジする直前、型落ちとなる直前の車種を購入するのがお得です。

大幅に値引きしてもらえたり、オプションサービスを受けられたりするメリットがあります。

ただし、売るときのことを考える必要はないので、余計なオプションを選択しないことも大切です。

純正品ではなく、社外品でのカスタムも自由なので、賢くより安く購入できるよう交渉してみましょう。

8.新型車種のニューモデルは乗り潰し派にはおすすめしない!

新型車種のニューモデルは、故障や不具合などの報告が多くあります。

愛車を長く乗り続けたい場合、メンテナンスコストはなるべく抑えたいもの。

新しい製品には、当然ながら今までなかった不具合や故障、リコールがつきものです。

メーカーの保障がしっかりと適応されれば良いですが、トラブルへの対応はやはり面倒。

堅実派の方には、マイナーチェンジされた既存の自動車の購入がオススメです。

長く乗れる車種・排気量の多い車種を選ぶ。

同じ自動車を長く乗りたいなら、丈夫な車種を選んでしっかりメンテナンスをしていく必要があります。

9.本体価格も手ごろなコンパクトカーの場合

年式:10年

走行距離:10万キロ

この程度での乗り換えが一般的です。

しかし、足回りが強くエンジンの排気量やパワーも大きいSUVだと、40万キロ以上走ることも極普通のことです。

日本である程度乗った後、海外に中古車として輸出されるのは、国産SUVが非常に強くて長く乗れる車種であることに由来します。

本体価格が高くても、エンジンや足周りが強く作られている車種を大切にメンテナンスしながら乗る。

こんな方法も、乗り潰し派にはオススメできます。

まとめ 買い替え派と乗り潰し派で、選ぶ車種はこんなに違う!

自動車を手放すことを想定した上で新車購入を検討する。

たったこれだけのことでここまで選ぶポイントが変わります。

結婚や出産、子供の成長などによるライフステージの変化も想定しておくと、あなたのカーライフをより鮮明にすることができます。

  • 最低でも何年乗るか?
  • ライフスタイルは変化するか?
  • 数年後に好みが変化しないか?

将来のことを考えておくことで、損や無理のない自動車選びが可能となります。

新車購入は人生の大きなイベント、重要な買い物です。

自動車と歩む人生。

未来を豊かにする自動車選びをしていきましょう。

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