アメリカが誇るタイヤメーカーといえば「グッドイヤー」 。
世界最大タイヤメーカーの一角であり、世界中でその動向には常に注目を集めている素晴らしいタイヤメーカーです。
グッドイヤーのタイヤといえば、ハイパワーなエンジンにもしっかりと応えてくれる懐の深さが強く印象付けられます。
フォード・キャデラック・ダッヂといった大排気量の自動車に、古くから使用され続けているこのタイヤの現在のラインナップについて見ていきたいと思います。
1.エコタイヤ EfficientGrip Eco EG01
SUV以外のボディータイプに使用することができるスタンダードエコタイヤです。
さすがのメーカー力です。
EG01はエコタイヤとしての特性を充分に発揮してくれるタイヤです。
特に目を見張るのは、ウェットコンディションでの性能の高さです。
トレッド面の温度に左右されることなく路面を確実に捉えるそのグリップ性能、走り出しからタイヤの固さを感じない乗り心地の良さ、それだけでなくロングライフ性能までも兼ね揃えたユーザーに優しいタイヤなのです。
…と、セールスポイントはこのぐらいで良いでしょう。
実際にEG01を使用すると、軽自動車・コンパクトカーがメインターゲットなのではないかと思うほどに粘りが足りません。
車重が重くなると、その粘りの低さがより強く露呈してしまいます。
決して悪いタイヤではないのです。
燃費も良く転がり抵抗も少ないグリップ性の良いタイヤ。
しかし、キャパシティーの低さが泣き所といった感じです。
13インチから18インチのサイズラインナップは、とりあえず誰にでもオススメしやすいオールマイティーなタイヤとしての位置付けを強く感じます。
2.ハイパフォーマンスコンフォートタイヤ EfficientGrip Performance
乗り心地の良さ、燃費の良さ、走り心地の良さの三拍子揃った楽しいタイヤといえばPerformanceです。
確かにこのPerformanceというタイヤは良くできています。
セダン・コンパクトカー・ミニバンにマッチしたタイヤで、コンフォート感の高さはかなりのものです。
エコタイヤほどの低燃費性能とまではいえませんが、前へ進もうというグリップ性能の高さのおかげで力強い走行感を楽しめます。
さらに、ロングライフ性能にはさすがのブランド力を感じます。
安定した静粛性と乗り心地を長く維持することができ、安心のドライビングを楽しむことができます。
若干柔らかめなトレッド面の影響か、知らず知らずのうちにスピードが出てしまうのが欠点でしょう。
気付いた時には60km/hを叩き出しているメーターに驚いたのを覚えています。
無理なく軽やかな走行感は、運転するあなたに必要以上にアクセルを踏み込む必要がないと訴えてくるかのようです。
15インチから18インチのサイズラインナップは、乗用車のメインステージとなるでしょう。
3.ウルトラハイパフォーマンス EAGLE F1 ASYMMETRIC 3
ハイパフォーマンスカーに求められる力強いグリップ性能、ハンドリングに瞬時に反応する鋭い追従性、いかなるスピード域からでも自信を持って停止できるブレーキ性能。
スポーツ走行にもマッチするその乗り味は、ハイクラスセダン・スポーツカーにオススメしたいタイヤ。
それがEAGLE F1 ASYMMETRIC 3というEAGLEシリーズのフラッグシップモデルです。
レースタイヤではなくスポーツタイヤ。
つまり、一般道を走行するために運動性能を追求したタイヤだということです。
F1 ASYMMETRIC 3の最大の特徴は、スポーツタイヤとしての性能を落とさずに実現させたその低燃費性能です。
17インチから20インチのサイズラインナップもオイシイサイズを抑えています。
サイズさえ合うのであれば、ミニバンにもオススメしたい力強いタイヤです。
4.ドライビングコンフォート EAGLE LS EXE
エコタイヤの走りの甘さを払拭してくれるかのような低燃費タイヤ。
ワインディングを軽快に走り抜けられる楽しさを持ったEAGLEシリーズのコンフォートタイヤがこのEAGLE LS EXEです。
中速域でのパフォーマンス性に富んでいて、静粛性の高さが好みです。
LS EXEは、ウェットコンディションでのグリップ性能に特徴があり、ハイドロプレーニング現象を起こしづらいトレッドパターンを配されています。
14インチから20インチという幅広いサイズラインナップのおかげで、SUV以外のボディータイプにマッチできるタイヤです。
5.オールシーズン Vector 4Seasons Hybrid
年間を通して1セットのタイヤで切り抜けることができる。
これは自動車ユーザーとしては大きなメリットです。
グッドイヤー製のオールシーズンタイヤVector 4Seasons Hybridは、若干のクセに好みが左右されてしまうのが泣き所です。
ちなみに、私はあまり好きにはなれませんでした。
そのクセとはパターンノイズ。 ゴム質の張りが強いようで、パチンと弾けるような感覚を覚えました。
気になり出すと集中できなくなるため、オーディオレスで運転するのが好きな方にはあまりオススメできません。