新車販売のディーラーも中古車売買の販売店もどちらも民間の自動車販売業者である事に違いはありませんが、信頼性という面では自動車メーカー直結のディーラーに軍配があがります。
日本に数社しかない自動車メーカーと違い、中古車売買の販売店は日本中に星の数ほど存在しているため、競争が激しいのです。
当然生き残るために悪さをする業者が出てきます。
そんな悪徳業者に引っかからない為にも、手口と見抜き方の紹介をしていきます。
1.走行メーターの改竄
実際の走行距離よりもメーターを巻き戻すことで少なく見せかけ販売する手口です。
この手口は多走行距離車を安く買い、少走行距離車に見せかけて高く売るというものです。
簡単にできる上に、費用対効果も抜群に高いため、昔から中古車販売業界の問題点として取り上げられていました。
近年はデジタルメーター化と車体番号と走行距離のデータの管理でオークション等で出回る際に厳重にチェックされていますので、激減しています。
また車検証にも走行距離が表示されるようになっていますので大幅な改竄は難しくなりました。
減っているとはいえゼロではないので、見抜ける目を持っておきましょう。
・オイル交換のステッカーに記載された走行距離を確認する。
・ステッカーがはがしてある場合は怪しいと思う事。
・整備記録などもチェックして矛盾点がないか確認する。
怪しい点があったら手を出さない事が鉄則です。
2.事故歴・修復歴のごまかし
よほど車に詳しくない限り、素人に修復の痕跡などを見分けることはできません。
販売業者の中には修復歴や事故歴を隠して販売している場合があります。
これに関しては修復された痕跡を見極める目を持つしかありません。
1.左右対称であるか?
2.ボンネットやドアの隙間は均一であるか?
3.継ぎ目やボルトの塗装が不自然にはげていないか?
4.トランク下のスペアタイヤスペースにゆがみや錆がないか?
このような事を意識してみる必要があります。
3.表示価格との差が激しい
100万円のプライスボードがあって購入したら、結局諸費用などで150万円も取られたとか、安さの即決客を騙すやりくちです。
表示価格だけを見るのではなく、総額まできっちり把握して購入しましょう。
表示価格が高かった業者の方が、総額では安かったなんて場合もありますから。
最後に
このような業者を見抜く目も必要ですが、中古車一括査定などに登録されている業者はそれなりの登録審査を超えてきているので、信頼できる業者と思っても大丈夫です。
また、口コミやレビューなども参考にして判断するようにしましょう。