高価格で買取してもらえるメーカーと低価格になってしまうメーカー | カーライフマガジン

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自動車業界の経験者が教える、他では聞けない「クルマの基礎知識」

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国産自動車メーカーといえば【トヨタ ホンダ 日産 マツダ 三菱】が大手5社として挙げられます。 この5社に乗るのであれば、必ず訪れる【乗り換え】というキーワードが嫌でも浮かんできます。 日本の車検制度は原則【12ヶ月点検】と【24ヶ月点検】が義務付けられています。 通常の一般家庭が使用する自動車は最低限24ヶ月点検は受けなければいけません。

経年劣化が目立ってきたり、単純に飽きてしまったりと、次の自動車へと乗り換える切っ掛けなんていくらでもあるものです。

■1.大手5社の特徴を知ろう

トヨタ THE大手の筆頭になります。 根強いトヨタ信者がいる中、自動車自体の造りに対してはかなり【ヌキ】が目立っています。

ハイブリッドの方式は日本向きの特徴を持ち、燃費にも貢献していますがパワー不足は否めません。

ホンダ コチラもTHE大手の一角を担う重鎮です。 作り込みに手を掛け過ぎているせいもあり、自動車本体価格が高めの設定で、値引率は最悪です。

しっかりと作り込んでいるかと思うと、シャシーの錆止めをヌクことでコストダウンを図っていたりするのが商売っ気を感じさせられます。

日産 良くも悪くもカルロス・ゴーン氏色が強い会社です。

狙い目を付けている年齢層が各車はっきりしているので、値動きの判断が付けやすい点を考えると査定士に優しい自動車メーカーです。

マツダ ここ最近になって外車色が強くなってきているマツダですが、昔からマツダは若者の人気をしっかりと捕らえる自動車造りを得意としています。 ロータリーエンジンを唯一実用化させた技術は伊達ではありません。

今後の水素エンジンに期待を持てるのもマツダの特徴です。

三菱 ここのところ大きな問題が立て続けに起こっていたり、ディーラーでさえ平日休店している状況がありますが、ランサーエボリューションやパジェロなどの造りを観ると、決して粗悪な会社ではないのが一目瞭然です。

コストに掛け回されることさえ無ければ、間違いなく素晴らしい自動車を世に発信してくれる自動車メーカーです。

この大手5社にスバルやスズキを入れなかったのには理由があります。 吸収合併はしても吸収されることをしていない国内の乗用車メインの5社です。 スバルは富士重工がトヨタに、ダイハツも同じくですね。

スズキはメインフィールドは軽自動車となりますので除外しました。

■2.高価格買い取りメーカーとその理由

大手5社でさえ上記したように特徴が違いますので、買い取り価格には大きな差が生まれてきてしまいます。 特定車種を挙げるのではなく、自動車メーカーで言うのであれば【トヨタ ホンダ 日産】は高価格買い取りが可能な自動車メーカーとなります。 理由としましては、まず【人気】です。 この人気には、安心感や信頼感という裏打ちがあってこそのものになります。 実際の造りの実情などどうでも良いのです。それがネームバリューでありブランドというものです。 この中でも一番買い取り価額が高くなる傾向なのが【ホンダ】になります。

基本的に、素人が改造するには狭すぎるエンジンルームや、許容範囲の少ないレベルにまで持ち上げている初期段階の自動車の出来具合により、【中古車買い取り基本価額】の値下がり率が少ないのが特徴です。

逆に一番値下がり率が多いのが【トヨタ】になります。 その一番の理由は【事故率】です。 国内外でトヨタの自動車はかなりのシェア率を誇っています。

ということは、市場に出回っている台数が多く、その分事故にあっている確率も多くなっているということです。

確かに安心のトヨタという気持ちにさせられるかも知れませんが、買い取り査定をする側からしてみると【事故率の高い車はその後に問題も多い車】という判断をせざるを得ません。
自動車査定を基準に考えた場合は【いかに事故率が少なく、新車購入時の状態を保っているか】が争点になってきます。

■3.低価格になってしまうメーカーとその理由

後に残ってしまった【マツダ 三菱】の両者は、残念ながら自動車メーカーとしては自動車査定基準の観点から考えると【高価格での買い取りが出来ないメーカー】という判断になってきます。

両社ともとてもよい自動車を販売しているのですが、上記した通り【事故率】が高いのです。
それも【若年層の事故】が多い自動車メーカーとなってしまいます。

マツダといえばFD3S、三菱といえばエボというのが若者の中では代名詞になっています。
実際運転してみると、麻薬的なスピード感があるマツダと、素晴らしい操縦性を持つ三菱の自動車たちです。

しかし、それゆえに事故が多い。
上記した通り【いかに事故率が少なく、新車購入時の状態を保っているか】が高価格での査定を得るための争点になります。

しかし、マツダというメーカーも三菱というメーカーも、このどちらにも当てはまらないユーザーに人気となってしまうことで低価格での査定を余儀なくされています。

■4.自動車で楽しむことは低価格を強いられてしまう事を理解しよう

今回車種ではなくメーカーでお伝えしたのは、車種で考えてしまうとキリがないというのが一番ですが、何より同タイプの車種でのレベルが違いすぎるのが原因です。

しかし、絶対的に言えるのは【走ることを愉しむ自動車は高価格での査定は難しい】ということです。
もちろん中には例外もあります。

しかし、基本的に弄り倒して走り潰した自動車には高価格査定は出来ません。 自動車査定士は、その後に販売することまで考えて査定をします。 次のユーザーの不利益になる要素はマイナスでしか無いのです。

高価格査定を狙うのであれば【出来る限り新車状態を保つ努力】を心掛けましょう。

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