【トヨタ車ってどうよ?】メカニック・自動車査定士を経て思う自動車メーカー | カーライフマガジン

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自動車業界の経験者が教える、他では聞けない「クルマの基礎知識」

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日本最大手自動車メーカーであるトヨタグループは、日本が世界に誇る自動車メーカーでしょう。 私も、ネッツトヨタ東埼玉にてメカニックとして働いていた経歴を持ちます。

国家資格よりも厳選な社内資格を有しているのは、今や当然の品質向上方法です。

そもそもトヨタという企業は、織機製作を主体としてきた企業です。 それが今では、世界的自動車メーカーとなってしまいました。 1933年から発足されたトヨタ自動車が、現代でも尚、日本の自動車業界を牽引していられるのは、自らの足りない部分を認め、それを補うように企業買収を繰り返してきたからです。

そして、自動車発売当初からのライバル会社に【ホンダ】という強大な技術の結晶がいたということも後押ししているでしょう。

私が思う【トヨタ自動車】という大きなグループを選ぶことによってのメリット・デメリットや、今後のトヨタの将来性を考えていきたいと思います。

1.トヨタ車は日本人の第一選択肢

日本人であれば、自動車購入を考えた際に当然のようにその選択肢の中に入る【トヨタ車】です。 あなたはどうですか? トヨタ車を毛嫌いしている方もいらっしゃいますが、この中にもトヨタ車が嫌いになるほど理解している方とそうでない方の二種類の人種が存在します。

そして、その逆も然りです。

私自身がどうかと聞かれれば、車種によってはトヨタ車を選びます。
トヨタの自動車整備士をしていましたが、トヨタ車全体が好きなわけではありません。

私がトヨタ車を選ぶのであれば、昔ながらの【カローラ】系の自動車を選ぶでしょう。 ただのガソリン車でありながら実走行20km/L以上の燃費を誇る本物のエンジンを搭載している数少ない自動車だからです。

ヘッドライトも固定式なので、光軸のズレが起きづらく安定した前照機能があります。

自動車に求められるのは【安定した走行性能】です。 一般大衆車でもトレーラーでも【止まる・曲がる・走る】の三要素が欠かせません。

トヨタ車は、その三要素に関して私達に【安心】を供給してくれると共に【保証】してくれる企業実態があるからこそ、現在の地位を確約された企業なのです。

あなたは、この【安心】と【保証】に魅力を感じませんか?

2.世界でもトヨタ車は誇れる自動車

トヨタ車の海外向けブランドといえば、今や世界中の自動車メーカーの先端に位置する【レクサス】です。
【トヨタ】と【レクサス】が違う会社の自動車だと思っている外国人も多くいますが、トヨタ車のクオリティを最高まで高めた自動車が本来【レクサス】ブランドとして販売されている自動車です。

しかし、決して【レクサス】だけが世界に誇れるトヨタ車なわけではありません。 世界中のあらゆる状況下においてもトヨタ車は走り続けています。 それも、日本国内では【廃車】として処理された自動車がです。

そうです、たとえ廃車となってしまった自動車であったとしても、トヨタ車は立派に自動車としての役割を果たすことが出来るほどの完成度を持った自動車なのです。

3.トヨタ車のメリット

トヨタ車に乗ることで得られるメリットはいくつかあります。 その中でも、自動車との別れ際でのメリットが一番大きいでしょう。 正直なところ、どこの自動車メーカーを選んだとしても、普段乗っている分には大きな違いはありません。

各社特徴は確かにあります。乗り味や満足度は選んだあなたの感じるものです。

しかし、その自動車を売却した時、他社のものとは違いが出ます。 同じタイプの同レベルの自動車を査定した場合、確実にトヨタ車は高額査定につながります。 それは【トヨタ】というネームバリューとも言えるでしょう。

あなたがトヨタ車を選んだ時、それは次へと繋げやすい選択をしたとも言い換えられます。

トヨタには良い車種がたくさんあります。 それは【自社生産のみ】にこだわらなかったことが理由です。 有名なところで、トヨタ車のエンジンは【ヤマハ製】であったということからも明らかです。

自社で作ったエンジンよりも確実に性能が良かったヤマハエンジンに対し、ひがまずにそれを受け入れられたトヨタ自動車だったからこそ、自動車整備士としても自動車査定士としても、他社との区別をするのです。

4.トヨタ車のデメリット

トヨタ車のメリットとは反面、年々デメリットが露呈してきました。 造りの薄さ・製造過程の粗さ・それによるリコールの嵐です。 原材料費の高騰で、各社造りが薄くなってしまうのは仕方がありませんが【トヨタ】というネームバリューの上にあぐらをかいているというところもあるのでしょう。 とても新車とは言えないような造りの自動車もありました。

ハイブリッド競争となっている現代ではその薄さも感じなくなってきましたが、一時期のトヨタ車は酷かったです。

トヨタ車の持つ最大のデメリットは【走行車数が圧倒的に多い】ということです。 つまり、目立たないということになります。

せっかく気に入って購入した自動車も、回りを見渡すと意外と同じ車種が多いという、何となく特別感のない気持ちになってしまうというメンタル的なデメリット。

これは、その自動車に飽きるというものにつながり、自動車のローテーションが激しくなるようになります。
自動車業界としては良い傾向を生み出すものですが、その度大金が動くことを考えると、決してエコな行動を生み出してはいないと言えるでしょう。

5.まとめ 完璧な自動車はどこにもない

どんなに最新な自動車でも、どんなに高性能な自動車を造っても、数年後にはローテクでありきたりな自動車へとなっていくものです。 トヨタ車はいつでも高額査定を受けやすい自動車ではありますが、決して完璧な自動車ではありません。 むしろ、完璧を求めるほどシンプルでローテクな自動車になっていくものです。

現代の最新鋭の技術を使って昭和時代の自動車を作っていれば、もしかすると完璧な自動車が作れるかも知れません。

しかし、その技術を使って造られる自動車は、その時代のニーズに合った商品になります。 前へ前へと進んでいる自動車に完璧は求められません。

しかし、あなたの好奇心を満足させてくれて、売却時も満足できる自動車がトヨタ車にあったとしたら、あなたはそれを選ぶべきです。

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