クルマの基礎知識

自動車業界の経験者が教える、他では聞けない「クルマの基礎知識」

元プロ査定士が教える中古車査定時の減点法の基本

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自動車査定だけではなく、なにか事を起こそうとした時、それに対する予備知識を持っておくことで気持ちに余裕を持って臨むことができます。
あなたが自動車売却を考えた時、できるだけ高額での買い取り金額を希望するはずです。
自動車査定士が、どのような方法で自動車の金額を決定しているのかを知ることで、あなたが今何をするべきなのかを見つけることができます。
今回は、自動車査定の基本をあなたにお伝えいたします。

1.自動車査定は減点法

自動車査定というのは、一つ一つ良い所を探していく【加点法】ではなく、悪いところを探していく【減点法】です。
そのため、社外部品がたくさん付けられた自動車だからといった加点は、基本的には考えないほうが良いでしょう。
むしろ、取り付けが悪ければ減点対象です。
自動車査定士が自動車を観るときは、容赦なく減点をしながら査定価額を減額していきます。
あなたが心掛けるのは【自動車を新車状態に近い状態に保つ】ことだと覚えておいて下さい。

2.タイヤの加点は新品のみ

あなたは新品という表現をどの程度まで使用しますか?
1週間程度?1ヶ月は新品?それとも一度でも使用したら新品ではありませんか?
特に消耗品の新品とは、その線引きが難しいものです。

タイヤにおいて新品と呼べるのは【カラーライン】が残っているあいだです。
このラインが残っているあいだは、間違いなくタイヤには加点が付けられます。
しかし、このラインが消えてしまった場合、タイヤに対する加点はほぼ無いものと考えましょう。

その代わり【スリップサイン】が出るまでは減点されることもありません。
つまり【評価額¥0−】ということです。

しかし、パンク修理があれば確実な減点対象です。
そしてサイドウォールにキズがある場合は、タイヤ不装着状態と評価されます。
分かりやすく言えば、4本のタイヤで走行できるものではないという評価です。

実際にサイドウォールに多少のキズがあっても、エグれていたとしても、ユーザーの判断で走行することは可能です。
ただ、自動車としてみた時はこれではいけません。
いつバーストするかもわからないタイヤは、評価するわけにいかないのです。

3.外装の減点方法

あなたは、どんな状態の外装をした自動車であれば中古購入しても良いと考えますか?
できるだけキズが少なく、ヘコミがなく、希望色で、できればフルエアロなんてところでどうでしょうか?
自動車査定にこれらの要素は確実に影響してきます。

キズ・ヘコミは当然の査定ポイントです。
ボディーカラーは、同系車種のこれまでの市場の流れによって差異が発生します。
ノーマルエアロなのか、カスタムエアロなのかは新車購入時も価格差がある通りですが、メーカーオプションカスタムではない場合、部品強度などの信頼性がハッキリしないため下手をすると不装着として査定されてしまうこともあります。

外装のカスタムで【カーボン製】を選ぶユーザーは多いですが、これは査定時の加点ポイントには決してなりませんので注意して下さい。
特に【カーボン製ボンネット】で軽量化しているものはNGです。
最近では、しっかりとした固定さえしてあれば自動車ディーラーでも車検を通してくれることもありますが、基本的には車検不対応なものになります。
自動車査定時には、純正の鉄板製ボンネットに戻しておかないと大きな減点をされてしまうので気をつけましょう。

4.内装の減点方法

内装の査定ポイントは【汚れ・キズ・臭い】が基本ポイントになります。
わざわざ内装にまでカスタムなんて施さないよと考えるユーザーは多いですが、ステアリングカバーを付けるのも、モニターを増設するのもカスタムになります。
そして、それらを施すことによって減点法の自動車査定の中に加点を生むことができるのです。

シートカバーを被せながら使用してきた自動車のシートは、被せなかった自動車の劣化速度とは比べようもないほどゆっくりになります。
乗り降りによるウレタンへのストレスはあるものの、シートの最も重要になる査定ポイントは【シート表面の傷み】ですので、ここにダメージがない自動車は査定価額にしっかりと反映されます。

しかし、内装のカスタムでも気をつけておかなければならないポイントがあります。
それが【モニター】です。
よくヘッドレストにモニターを埋め込んでいる自動車がありますが、これは加点する査定士と減点する査定士との二種類が存在することを知っておきましょう。

モニターを設置することによって、ヘッドレスト自体の強度や衝撃吸収力の信頼性が落ちてしまうことに着目するか、モニター増設により居住性が向上したと捉えるかが争点になってきます。

5.ウィンドウの減点方法

前後左右、どのウィンドウにも該当する減点ポイントが【キズ】です。
視認性が何よりも重要になる部品なので、そう簡単にはキズつかないように作られてはいます。

しかし、フロントウィンドウは飛び石によるキズ、左右ドアウィンドウは開閉による線キズ、リアウインドウは花粉や黄砂をワイパーで払おうとした際に出来るワイパーキズが付いてしまうものです。

特に気にしたいのが、フロントウィンドウの飛び石によるキズです。
とても小さなキズであっても、意外と深さがあり査定にも大きく響いてしまうもので、さらに言えばキズ周辺は強度が著しく落ちてしまうため、同じような場所に衝撃が加われば一気にクモの巣状にひび割れてしまう危険性もあります。

ボディー部分やエンジンなどに比べ、キズ自体も小さく目立たない地味な査定箇所にはなりますが、その査定のレベルは【エンジンが壊れている】【タイヤのサイドウォールが傷ついている】【鉄板部分の外装が歪んでしまい真っ直ぐ走行できない】などと同等になります。

本当に地味で小さなキズですが、自動車を安心して安全に走行させられなくなるかも知れない【あなたの安全】にも関わる大きな害を与えるかも知れないキズなのを知っておきましょう。

6.まとめ 減点ポイントを知っていれば直すべきところを知ることができる

ここまで様々な状態の自動車を想定しながらあなたに査定のポイントをお伝えしてきました。
減点ポイントとは、新車状態から劣化している・損傷しているところとなるのですが、今あなたが売却しようとしている自動車の劣化・損傷状態をまずはしっかりと把握してみましょう。
もしかすると、数百円数千円の修理が数万円分の査定につながるものになるかも知れません。

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