あなたは自動車のエアコンから出てくるイヤな臭いを感じたことはありませんか。
この臭いは、自動車査定にも関係してくる厄介なシロモノです。
普段自動車に乗っていても気になるほどの臭いです。
できることなら臭いの根源を断ちたいのが自動車ユーザーの本音だと思います。
今回は、元プロメカニックとしてこの臭いとどう戦ってきてどう対処してきたかをあなたにお伝えして、今後の自動車ライフを快適に過ごせるお手伝いをしたいと思います。
1.臭い対策に芳香剤はダメ!!
エアコンが臭い出す時期になると、部品量販店などでも芳香剤や消臭剤の類の商品が多く出回るようです。
私がディーラーメカニックを務めていたころも、梅雨時期や冬前にはよくエアコン関連の作業依頼が多かったのを覚えています。
その上で私があなたにお願いしたいのがエアコンが臭ってきても芳香剤で誤魔化さないで欲しいということです。
臭いを芳香剤の香りで誤魔化したとしても、それは一時しのぎにしかならないばかりか、下手をすれば両方の臭いが混ざり合い余計酷い臭いになってしまうこともあります。
そして、ここで私があなたに訴えたいのは、ニオイを誤魔化すことで、あなたの健康を脅かす危険性があるということです。
それはどういうことなのか。
順を追ってご説明いたしましょう。
2.臭いの元を知ろう
エアコンから漂ってくる臭いの元のほとんどは【カビ】です。 上で【あなたの健康を脅かす危険性がある】といったのは、この【カビ】のせいです。 ただでさえ閉鎖された空間で、イヤな臭いを抑えただけのカビ菌まみれの空気が車内を循環してしまう。 これは恐怖です。
カビの発生にはいくつかの要因がありますが、主に冷房による結露や雨天時の湿気を含んだ埃が原因となります。