【車のトラブル対処法】元カーメカニックがこっそり教えるプロの技術 | カーライフマガジン

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自動車業界の経験者が教える、他では聞けない「クルマの基礎知識」

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自動車を運転していると、誰にでも起こる可能性があるのが【トラブル】です。 もし、あなたが運転している最中に突如トラブルに見舞われてしまったとしたらどうしましょう。

絶対に冷静に対処しきれるという保証は、プロのメカニックであってもありません。

そこで、今回は【ありがちな自動車のトラブルに対しての対処方法】を元プロメカニックの目線からあなたにお伝えしていきたいと思います。
とくに【夏場に起こりやすいトラブル】について触れていきたいと思いますので、ちょっとした知識として頭の片隅に残していただけたらと思います。

■トラブル1.オーバーヒート

ただでさえ燃料を爆発させることで高温を発しているエンジンですが、夏ともなれば外気温も影響して【オーバーヒート】を起こしやすくなってきます。

ラジエーター液を、車検ごとに確実に総入れ替えしていれば滅多なことではオーバーヒートなんて起こさないと思いがちですが、実はそうとは限らないのです。

オーバーヒートを発症する可能性が強くあるのは、決まって【遠出】をしている最中です。
日常とは違った環境に自動車がさらされることで、様々なトラブルを引き起こす原因になることを知っておいてください。

とくに、居住地から比べ高低差のある場所へと出かけるときには注意が必要でしょう。

さて、そんな出先でもしあなたの運転する自動車がオーバーヒートを起こしてしまったらどうしましょう。

オーバーヒートには【振動】と【臭い】という前兆があります。 普段感じたことのない振動から始まり、何となく焦げくささが車内に広がります。

これを感じたら、まず自動車を安全な位置に停車させ、ボンネットを開けてエンジンを冷ましましょう

水をかけて冷ますという荒業を昔は見かけましたが、下手をするとエンジン自体が割れてしまうのでやめておきましょう。

最悪の事態というのはラジエーターキャップの破損によるラジエーター液の吹き出しです。 イカを焼いたような異臭に襲われ、視界は水蒸気で塞がれます。

この水蒸気に驚き、多くのユーザーが事故を起こすという二次災害につながるのです。

オーバーヒート自体は怖いものではありません。 もしオーバーヒートを起こしたとしても、自動車を動かすことは可能です。 エンジンの温度が下がってから、できるだけ近くの自動車用品の販売をしている店舗に移動しましょう。

ホームセンターでも必要なパーツは揃います。

【ラジエーター補充液】と【ラジエーターキャップ】です。

ラジエーター液の入れ替えには慣れが必要ですので、とりあえず補充するだけで構いません。 吹き抜けてしまったラジエーターキャップは、封入されているワックスが既に使用不可となります。

新品と付け替え、近くの自動車整備工場へと修理に出向きましょう。

また、自動車整備工場のほうが近場にあるのであれば、エンジンの温度が下がり次第持ち込むようにしましょう。

■トラブル2.エアコン不良

快適なドライブの条件に【快適な車内】というものがついてくると思います。
快適な車内を演出する最高のお供といえばエアコンです。

エアコンというのは、実は勝手に壊れてしまうという事例はとても少ないです。
エアコンの冷媒の通路はアルミパイプで出来ているため、温度差によって潰れてしまうということも基本的にありません。

勝手に壊れてしまった場合の多くはヒューズ劣化もしくはベルト破損です。

ヒューズの劣化に関しては、新しいものと入れ替えるだけで済むので、劣化原因についてはここでは割愛します。

問題は、ベルト破損です。
正直なところ、エアコンの駆動をしているベルトが破損してしまうと【ウォーターポンプが停止】【ラジエーターファンが停止】によりオーバーヒートします。

さらに、オイル式のパワーステアリングの場合【パワーステアリングポンプの停止】が発生しとても重いハンドリングになります。

そして、一番問題となるのが【オルタネーターの停止】による発電不良です。 単純にバッテリーが上がってしまいます。

始動不可、ハザードランプ不可となり、故障を知らせることもできなくなってしまうのです。

停車中に破損することはまずありませんが、走行時にこのベルトが破損した場合、ラジエーターを叩き割ってしまう恐れもあります。
パーツ代だけでかなりの金額が要求されてしまうという結果につながりますので、できるだけこまめな交換をしておきましょう。

さて、上で触れましたが【エアコンは勝手に壊れてしまう事例が少ない】と申し上げました。
実際にエアコン不良を招いた自動車をいくつも見てきましたが、その多くがエアコンガスの過充填によるものでした。

ガソリンスタンドで、夏場によくエアコンガスの充填を勧められたりします。 基本的には密閉状態のエアコンの冷媒ラインですので、冷媒が減ってしまうというわけではありません。

そこにさらに冷媒をガスと共に充填されてしまえば、当然のことながら100%の充填率を越えてしまいます。

充填直後はエアコンの冷えもよく、とても快適な時間を過ごせるかもしれません。
しかし、ここに大きな落とし穴が待っていることは、意外と知らないのではないでしょうか。

よく効くエアコン=利き過ぎるエアコン

ということになります。 必要以上に冷え過ぎてしまうということから、冷媒ラインのアルミパイプに霜が多く付いてしまいます。 冷やされすぎたアルミパイプに、ちょっとしたお湯でもかかろうものなら即割れてしまいます。

ですので、エアコンが壊れてしまうのは雨の日が圧倒的に多いです。

エアコンが壊れてしまった場合、あなたにできることは【窓を開けて走行すること】だけです。 壊れたエアコンは素人に直せるものではありません。

素直に自動車整備工場に任せましょう。

壊れる予定のないものを壊してしまうのは、ユーザーの無知が原因です。
ここでこの事実を知ることができたあなたは、本当にラッキーです。

無駄なエアコンガスの充填は控えておきましょう。

■トラブル3.バッテリートラブル

夏場に最も起こってほしくないトラブルがバッテリートラブルです。 エンジンをかけようと思ったら何の反応もしない。

そんな事態に直面してしまうと、とても慌ててしまうユーザーは多いです。

バッテリー上がりは、対処方法がとても簡単です。
わざわざバッテリー補充液を用意する必要もありません。

では、どのように対処すればよいのかをお伝えしましょう。
バッテリーの蓋を開けて【水道水】を全部のセルに補充して【揺らして】ください。 激しく振る必要はありません。 沈殿している成分を拡散することさえできれば、応急処置はできるのです。

そのためには、水道水で拡散スペースを作るために軽く薄めてやる必要があるのです。

始動さえしてくれれば、あとは走行しながら充電することができますが、バッテリー自体の蓄電効率が悪くなってしまっているようであれば、走行中に点火不良を起こすので振動が発生します。
その場合は、早めにバッテリーを交換しましょう。

夏場のバッテリー上がりの原因の多くは【ルームライトの消し忘れ】です。 暗くなるのが遅くなると、不意につけたルームライトに気付かないままエンジンを切ってしまうことが多いです。

この点に気をつけるようにしましょう。

■トラブル4.ワイパートラブル

とっさの雨に対して、ワイパーを使用しないというユーザーは滅多にいません。
いくらガラスコーティングによって雨が流れやすくされていても、やはりワイパーは使用するものです。

ワイパー使用に伴うトラブルといっても、あまりその事例について思い浮かばないかと思います。
ワイパーのトラブルとは、とても単純にワイパーラバーが切れるというトラブルになります。

ワイパーラバーが切れてしまうと、どのようなトラブルを引き起こすのでしょう。 それは【フロントウィンドウにキズが入る】という重大なトラブルを引き起こす原因になってしまうのです。

下手をすれば、フロントウィンドウが割れます。

ワイパーラバーは、事前対策をしっかりしておくことが肝心です。
もし二次トラブルを引き起こしてしまうと、相当額の作業工賃を支払ってフロントウィンドウ交換をしなければなりません。

事前対策とはワイパーラバーの交換これに尽きます。
ワイパーラバーさえしっかりしていれば、二次トラブルに怯える必要はありません。

もし、ワイパーラバーの交換を忘れていてフロントウィンドウにキズが点いてしまった場合、キズが浅い内にワイパーラバーを交換し、ガラスコンパウンドにてキズ消しを行ってください。

キズが深い場合は、樹脂を埋め込みキズ自体をなくしていかなければなりません。
修復キットも販売されていますが、簡単に綺麗に直るものではないのでやめておいたほうが無難です。

■まとめ.トラブルの対処方法を知っておこう

今回は、夏場に多いトラブルについて軽く触れていきましたが、正直なところこんなトラブルはあなた自身には振りかかるとは思っていないのではないのでしょうか。

しかし、トラブルに合わない人というのは100%いません。
ここに挙げたトラブルに100%遭遇しない人というのは【自動車を使用しない】方だけです。

あなたがこのページをご覧になっているということは、少なからず自動車の利用が前提だと思いますので、今回のこの【夏に多いトラブルへの対処方法】は知っておいて損はないのではないでしょうか。

トラブルに見舞われないのが一番ですが、万が一あなたにトラブルが降りかかってしまった場合、このページのことを思い出していただければ幸いです。

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