何かと話題に上る電気自動車ですが、必ず必要となる充電設備の設置をしなければならないということをご存知ですか?
充電設備がない状態では、せっかくの電気自動車も宝の持ち腐れです。
中古車で電気自動車を手に入れる方もおられますが、基本的に充電設備は必須ですのでご注意ください。
さて、今回問題としたいのはこの【充電設備】についてなんです。
今回私がご紹介したい内容は、電気自動車を所有するための大変さというのを、電気自動車に興味を持っているあなたにお届けしたいと思います。
1.集合住宅はどうやって充電するの?
冒頭でもしつこくお伝えした通り、電気自動車には充電設備が必要になります。
しかし、集合住宅にお住まいの場合あなたが勝手に充電設備を設置するわけにはいきません。
これは困った…
充電設備が設置できない場合、充電設備のある電気スタンドを利用することでまかなうことができます。
特に日産の電気自動車であれば、日産ゼロエミッションサポートプログラムというサービスが用意されています。
これは、日本充電サービス(NCS)が提供する電気スタンドであれば毎月定額2,000円(税別)での充電し放題というありがたいサービスになります。
ただし、NCS以外が提供している電気スタンドの場合は別途料金がかかりますので、NCS提供の電気スタンドの所在を把握しておく必要があります。
実際に集合住宅に住んでいる友人が「日産ノート e-power」に乗っているのですが、充電設備がなくても特に不便はしていないという意見をくれました。
出先では必ず充電スタンドで時間をロスすることが唯一の欠点だとのことで、長距離の移動時には1時間ほど余裕を持って出かけなければならないそうです。
2.今後、充電施設は増えるの?
今現在、日本車で電気自動車を大々的に押し出しているのは日産自動車です。
高効率のハイブリッド自動車や水素エンジンに力を入れているだけではなく、今後確実に各メーカーから電気自動車は販売ラッシュが予想されることから、そう遠くない未来に充電施設は増えていくと予想できます。
その証拠に、日産自動車 NCS 大京アステージが共同で分譲マンションに対し充電設備の設置を実験的に開始することを2017年8月29日に発表されています。
ここで問題になるのは、地方の充電設備も同時に増加していくのかということです。
主要都市部内だけでの充電ができたところで、出先に充分な充電設備が分布していなければ電気自動車の普及自体が進むことはないでしょう。
3.もっと簡単に充電できないの?
電気自動車の充電自体は決して難しいものではありません。
充分な能力が発揮できるオルタネーターをエンジンルーム内に設置することができていれば、充電施設を必死に探さなければならないという自体には陥らないでしょう。
しかし、スペース的問題と性能的問題がこれを許してくれないのが現状です。
いま私が期待しているのはマツダの水素エンジンです。 できるだけ小型のロータリー方式で、発電専用に水素エンジンを使うことができれば燃料となる水素は水を電気分解することで確保できます。
つまり、水道をひねればいつでも燃料補給ができ、充電設備ではなく自己発電のみで電気自動車を使用することができるというわけです。