でかけた先で急に大雪が降ったら!?自分と車を守る方法 | カーライフマガジン

雪のあまり降らない地域の人は冬の期間スタッドレスタイヤに交換することなく過ごすことも多いのではないでしょうか。

しかし、最近の異常気象では普段雪の降らない地域に突然大雪が降ったり、雪国でも普段雪が降らない季節に雪が降ったりすることが多く見られるようになってきました。

その様な状況では、スリップによる事故や立ち往生、車を捨てて移動する人によってによる交通マヒが発生する可能性があります。

車に乗っているときに急に雪が降りはじめて大雪になったときどのように対処するのが良いのでしょうか。

所持しておきたい非常アイテム

車のタイヤを冬の期間だけスタッドレスタイヤに交換することや、タイヤチェーンを準備することは経済的にも大きな負担になるのでできるだけ避けたいという人も多いでしょう。

そんな方におすすめなのが、簡易的なスノーチェーンです。

「スノーソック」に代表される、樹脂や金属でなはい布(繊維)でできたスノーチェーンはカー用品店で購入することができます

この簡易のチェーンは、数回で使えなくなる程度の強度しかありませんが、1台分5千円程度で購入することができ、雪道でいくらかの滑り止めとして効果を期待できます。

このような簡易の雪装備を備えておくだけで、いざというときの安心につながります。

雪が降ったときに近寄ってはいけない道とは

実は雪が振り始めて積もってきたとき、できるだけ近寄らないほうがいい場所というものがあります。

路面が凍結しやすい道

雪が降るということは、気温が下がっています。

どんどん気温が下がると路面が凍結してさらに滑りやすくなってしまいます。

道路の中でも凍結しやすい道路とそうでない道路があるのはご存知でしょうか。

雪が降ったときに危ないとされる道路は橋や高架橋(高速道路やバイパス)です。

これらの道路は地面に接していないため、地面に接している通常の道路と比べて凍結しやすくなります。

地面に接している道路は地面から放射される「地熱」によってある程度暖められています。

それに対して、橋や高架橋については、道路の上にも下にも冷気が吹き抜けることになり、路面が極低温になりやすく、凍結しやすくなります。

大雪のニュースで、高架橋を登りきれずにずり落ちてくる車の映像などを見たことがあると思いますが、まさに高架道路が凍結したことによってよりスリップしやすくなっている状況になってたわけです。

雪が溜まりやすい道路

路面に降り積もった雪は車が通行することによって溶けていきます。

そのため、車の通りが多い大通りは比較的雪が少ない状況にあります。

逆に、車があまり通らない路地などの場合、日が当たりにくいことや車の通行が少ないこと、風が吹き込みやすいことなどの条件が重なり、大通りと比べて雪が深く積もっていることが多くあります。

このような路地に知らずに入り込んで身動きが取れなくなることもありますので注意したいものです。

突然雪が降ってきたら、極力車移動は控えよう

スタッドレスタイヤもなくチェーンも持っていない場合、雪が降ったら車で出かけないのが一番の対処方法です。

しかしすでに車を運転している際に積もるほどの雪が降ってきてしまったら?

出先で雪が降ってきてしまった場合には次のようなことに注意しましょう。

雪が普段降らない地域で突然に大雪があった場合にはサマータイヤの車が沢山走っていることに注意しなければなりません。

たとえ自分がスタッドレスタイヤを装着していたとしても、予期しない方向からスリップした車に衝突される可能性も否定できません。

その他にも、スタッドレスタイヤを装着していない車が走行不能になって立ち往生したり、道端に車を乗り捨てる人が続出します。

そのような車が増えると、除雪車や緊急車両の通行ができなくなってしまい、自分も交通の混乱の原因となってしまいます。

そのため、次に説明するような対応を取りましょう。

突然雪が降ってきた時の対処法

もし、スタッドレスタイヤを装着しているのであれば、周りの車の動きをよく見て自宅や目的地に到着することを目指すことを意識してください。

極端に狭い路地や高架道路はできるだけ避けたルートを考えるようにしましょう。

もし、サマータイヤで雪に遭遇してしまったら「もう無理」と思う限界まで車を走らせるのはやめましょう

だからといって路肩に車を乗り捨てるのもよくありません。

雪がかなり降り積もってきた場合には、近くの立体駐車場など屋根のある駐車場を探して逃げ込むのが良いでしょう。

とりあえず建物の中であれば雪は積もりませんし、他の車にぶつけてしまうことやぶつけられることを回避することができます。

駐車料金がかかってしまいますが、事故を起こしたり事故に遭うことを考えると安いものです。

その他にもコンビニの駐車場や市役所などの公共施設の駐車場に逃げ込むことができれば大雪で身動きが取れなくなっても支援を受けることができるでしょう。

まとめ

このように、雪がふらない地域で大雪に遭ってしまった場合はできるだけ車で移動しないのが賢明です。

しかし、どうしようもない場合にはなんとかなるうちに車ごと安全な場所に避難するということを覚えておいてください。

まずは冷静に!パニックを起こすことが一番危険ということも頭に入れておいてくださいね。

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