【管理人実践記】16万キロも走ったアルファード。買い取り相場調査から査定依頼までやってみた⑤ | カーライフマガジン

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いよいよ査定当日、B社から8:30頃に着信アリ。

「今日10時でお時間間違いないですよね?他社さんはいらっしゃらないですよね?それではお伺いしますのでよろしくお願いします!」

他社への警戒&牽制がすごいです。

やはり相当な競争にさらされている業界なのでしょう。

「もちろん御社だけですよ、お待ちしてます」と答え電話を切ります。

それから1時間と少し、9:50頃再びB社さんから入電、うちのマンション下に着いたとのこと。

さあ、査定スタートです!

「B社の査定」

査定士さんに名刺をもらい、自己紹介もそこそこに早速査定をしてもらいます。

まずは車検証を見せて排気量やグレードの確認

外装の傷などをグルっと見回したあとに走行距離、オプション等の確認、事故歴、故障箇所がないか、喫煙とペットを乗せているかなどのヒアリングを受けました。

「平成17年式とお聞きしてましたが、18年式ですね!」

うっそ!間違えてた?

「9年経つ割にはめっちゃキレイに乗られていますね!ワンちゃん乗せてるようには見えないですよ。」

そりゃ、一生懸命掃除したからな。

「うほ!これアルカンターラシートじゃないすか!!ポイントたけえ~。」

へー、そうなんだ?

そういえば最近の欧州車などは高グレードほどレザーシートよりアルカンターラを採用しているらしいですしね。

「あー、走行10万キロ以上とは聞いてましたが、結構走ってるんですねぇ。」

だってオマエ、10万以上書けねえ仕様になってたんだもんよ。

20代前半と思しき査定士さんは、感嘆や落胆を隠さずにチェックを進め、何やらぶ厚い本とにらめっこを始めました。

「えーっと、平成18年式の白、2.4のAXリミテッドは…」

「8万キロで50万円が相場ですね!」

は?何その本!ってか50万もつくの??

「あ、これ黒本って言って、オークションで実際に取引されている金額が載ってるんですよ。うちの業界ではこれを目安に買い取り査定を行ってます。」

後日調べてみたところ、どうやらコレを見てたみたいです。

編集部が黒本を極秘入手!参考画像(アルファードG2.4AXリミテッド)

たしかにこういう相場表みたいなものが存在するのであれば、どんな人が査定してもある程度買い取り価格を揃えることができますよね。

「で、この8万キロから走行距離が1キロ増えるごとに4円減算して査定することになっていますので、15万5千キロで考えたとして・・・」

大体20万円が基準査定価格になりますね!

うおお、完全にぬか喜び(笑)

1キロ4円て!結構引くんだね~、世知辛いぜ!

「あと、大変申し上げにくいのですが、スライドドアが故障しているので修理代を査定額から引かせていただくことになります…。」

う、やはりきたか!

「先日ヴォクシーで同じような故障があったのですが、そのときは7万円を引かせてもらいましたので、同じ額と仮定して13万円が査定額ということになります。」

13万かぁ…だいたい想定通りになるもんだなあ。

「あ、事故修復歴はないですよね?念のため確認させていただきます!」

ここから外装を細かくチェックしていきます。

ドアの開け閉め、エンジンの掛かり具合、バンパーの裏側、スライドドアを開けてドアの鉄板接合部など、念入りに見ています。

【必読!】知らないと大損!修復歴の定義について

「せっかくなのでポイントをお伝えすると、ドアの接合部のネジの塗装が板金入れちゃうと絶対剥がれるんですよ。なので、ここで修復歴有無がわかるんです。」

へ~、そうなんだ!

参考までにうちのアルはこんな感じになっていて、確かにネジの上から白い塗装がされています。

このネジを外すときに塗装が剥がれちゃうってことね、これは勉強になった!

「うん!修復歴ないですね。バンパーの色がちょっと変わっていたので気になったんですが大丈夫そうですね」

あー、それは日焼けだろうなぁという話に落ち着きます。

ほんとはバンパーはぶつけて割れたから替えたことがあるんですが、板金は入ってないしまあ良しとしましょう(笑)

「というわけで、基本査定は13万円ということになりますね。」

ふーんなるほど、これが査定の流れね、わかったよ。

じゃああとはこの金額を元に午後の3社に競ってもらおう、と考えていたそのとき!

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実践記⑥~買い取り査定当日後編~に続く

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