クルマの基礎知識

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シンメトリカルAWDと言われるスバルの4WDはどこがいいの?

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昔からスバルと言えば4WDと言われるほど、4WDにこだわりがあるのがスバルです(スバルでは4WDではなく、オール・ホイール・ドライブ、AWDと呼んでいます)。

また、当初から水平対向エンジンを搭載した乗用車を製造しており、現在水平対向エンジンを乗用車に採用しているのはスバルとポルシェだけです。

スバルは、この水平対向エンジンと4輪駆動システムを合わせて「シンメトリカルAWD」と呼んでいますが、スバルのAWDは何が優れているのでしょうか。

■スバルの4WDの歴史

スバルは1972年に初めてスバル・レオーネを乗用車の4輪駆動車として世に送り出しました。

実は4輪駆動で有名なアウディ・クワトロは1980年に発表ですので、スバルはアウディよりも先に4輪駆動の乗用車を実用化したメーカーということになります。

■スバルがこだわり続けたボクサー(水平対向)エンジン

そして、スバルがボクサーエンジンと呼ぶ水平対向エンジンには、スバルのこだわりがたくさんつまっています。

この水平対向エンジンは、クランクシャフトを中心にピストンを左右180度開いた構造となっています。

そのため、直列エンジンやV型エンジンと比べると重心を低くすることが可能になります。

長方形のブロックを立てた状態(直列エンジン)と、ブロックの一番広い面を下にして寝かせた状態(水平対向エンジン)を思い浮かべていただくと、どちらが重心が低いか分かりやすいでしょう。

このエンジンのもう一つの特徴は、ピストンが左右に分かれている構造、お互いに振動を打ち消し合うために低振動なのが特徴です。

ちなみに、ボクサーエンジンという名称は、向かい合ったピストンとコンロッドがパンチを繰り出すボクサーに見えることに由来しています。

■ボクサーエンジンがもたらすシンメトリカルAWD

スバルの水平対向エンジンはクランクシャフトを中心に、左右にピストンが配置される形になります。

そのため、エンジンの中心にあるクランクシャフトから一直線上にトランスミッションからリヤデフまでドライブトレーンが配置されるために、左右バランスが優れているのです。

これをスバルではシンメトリカル(対照的)AWDと呼んでいます。

他社の直列4気筒のエンジン搭載車のエンジンは必然的に横置きとなり、クランクシャフトも横向きの出力になります。

それを縦方向に変更するためのトランスファーが必要となり、結果として重量が増えます。

その点、スバルの水平対向エンジンであれば、先に述べたように縦置きが可能で、ドライブトレーンが直線上にあるので、トランスファーが必要なくなり、横置きエンジンと比べると軽量化が可能になるのです。

つまり、スバルのボクサーエンジンによるシンメトリカルAWDは、水平対向エンジンによる低重心化と、左右の重量バランスの適正化、駆動系の軽量化と言った多くのメリットがあるのです。

■スバルこだわりの4駆システムがスバル好調の理由

スバルがAWD(オール・ホイール・ドライブ)と呼ぶ、4駆システムにもこだわりがあります。

スバルは、なんと4種類の4輪駆動システムをもっているのです。

AT専用2種類、MT専用2種類の4輪駆動システムは、車種の性格やグレードの性格によって、同じ車種でもグレードによって違うシステムを採用するほどのこだわりようです。

スバルの4輪駆動システムを簡単に説明すると、AT用はセンターデフの電磁クラッチを利用して駆動力を適切に配分するタイプです。

MT用は昔からある信頼性の高いビスカスLSDを使用した受動型の動力配分システムと、WRCラリーの技術を乗用車に転用した、運転席のコントローラーによって前後の駆動配分を自由に配分できるシステムの2種類があります。

国内メーカーでも4輪駆動をすべての車種に採用しているメーカーはスバルだけです。

スバルはBRZを除くすべての車種で4輪駆動をラインナップしています。

世界的に見ても、4輪駆動を主要技術にしているメーカーはアウディとスバルだけなんです。

これは、生活上どうしても4輪駆動でなければならない雪国ではとても重宝されています。

他のメーカーの車であれば、4輪駆動がラインナップにある車種を選ばなければなりませんが、スバルならどの車種を選んでも4輪駆動が選択できます。

しかも、スバルの4輪駆動は全てがフルタイム4輪駆動です。

他のメーカーはパートタイム4輪駆動と言って前輪か後輪が滑った時だけ駆動力がかかるしくみなので、悪路や雪道の走破性は断然スバルが良いのです。

また、アメリカでスバルの人気が高い理由も、4輪駆動走破性の高さにあります。

アメリカも日本同様に降雪地域が多くあり、とくにアメリカ北部の降雪地帯では、フォレスター、レガシィアウトバックの売れ行きが好調で、日本やヨーロッパ向けの生産分をアメリカに回しているほどだそうです。

そして、2016年発売の新型インプレッサの生産はアメリカの新工場でも行われます。

スバルは工場に投資を行い、北米で生産できる台数を年間20万台から40万台に増強するほど、スバルはアメリカで売れています。

■スバルは安全デバイスも充実

スバルは、走行性能だけではなく安全性能にも力を入れています。

ステレオカメラを使用したアイサイトと呼ばれる安全デバイスは、10万円という購入しやすい価格です。

アイサイトは、50km/h以下における衝突回避、もしくは被害低減の自動ブレーキを実現します。

そして、前車を追従して完全停止までコントロールするクルーズコントロールと、カメラで車線を認識して車線逸脱防止するレーンキープアシスト機能を備えます。

■4輪駆動を検討しているなら是非スバルを

このように、独自の技術を発展させて走行性能や安全性能に磨きをかけているスバルは、一部の熱狂的なスバルファンだけでなく、多くの人におすすめすることのできる自動車メーカーといえます。

次に買うのは4輪駆動がいいなとおもっているのであれば、是非スバルも候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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