トヨタハイブリッドとホンダハイブリッド、実はそれぞれ強みが違うんです! | カーライフマガジン

ハイブリッドシステムについて、あなたはどれだけの認識をされているでしょうか。
実は、トヨタのハイブリッドシステムとホンダのハイブリッドシステムでは、機能するタイミングに違いがあるのです。

しっかりとお伝えしてしまうと、正直尺が足りません。

そのため、今回は「トヨタのハイブリッドシステム」と「ホンダのハイブリッドシステム」の違いについて、ざっくりとかいつまんでご紹介していきたいと思います。

1.ハイブリッドシステムとは

まずハイブリッドシステムというものをざっとご理解して頂こうと思います。

ハイブリッドシステムとは、ガソリンエンジンとモーターの駆動力を併せ持つ新しいエンジンのシステムになります。
電気で動くパーツが増えたことで発電機容量が増え、駆動用バッテリーを増設されております。

エンジン駆動時間は、これまでのガソリンエンジンと同様に燃料を消費して走行しますが、モーター駆動時間は電気を利用して走行するため、バッテリー電圧が設定値以上消化されるまで燃料の消費を伴わないで走行することが可能です。

バッテリー電圧が設定値以下になった場合、発電機を駆動させるためにエンジンが始動します。
あなたが40〜60km/hまでで走行し続けている間は、バッテリー電圧の変動によりこの発電サイクルを繰り返しながらモーター駆動をすることができるのです。

瞬間的なパワーが必要な登坂時などは、あなたのアクセル操作ひとつでエンジン駆動へとチェンジできます。
その際に、設定速度に到達する間、「エンジン駆動+モーター駆動」となる時間も存在し、燃料消費率を抑えることにつながっています。

ガソリンエンジンとモーターエンジンのネガティブ面を補い合っているエンジンが、このハイブリッドエンジンなのです。

現行販売されている自動車のハイブリッドシステムは、大きな差が無くなってきているものの、確実にターゲットとしている走行ステージに違いが残っています。

その大きな違いが「トヨタのハイブリッドシステム」と「ホンダのハイブリッドシステム」です。

では、その違いについてざっとご紹介致しましょう。

2.トヨタのハイブリッドシステムの特徴

トヨタのハイブリッドシステムは市街地走行を快適にするためのハイブリッドシステムを構築されています。
これは、トヨタがハイブリッドシステムに着手した時からの流れであり、それがトヨタの技術開発の根底に根付いています。

市街地走行に特化したハイブリッドシステムというのは低速走行時に威力を発揮するという意味合いがあります。

信号の多い市街地に付きものなのが「ストップ&ゴー」です。
その際に最大のパワーを発揮することに重きを置いているのがトヨタのハイブリッドシステムです。

現行のトヨタ車は、高速走行時にもハイブリッドシステムが強く機能するように構築されていますが、それでも特徴的に市街地での走行に強いハイブリッドシステムとなっています。

3.ホンダのハイブリッドシステムの特徴

ホンダのハイブリッドシステムは、トヨタのハイブリッドシステムとは違い、高速走行時に威力を発揮するハイブリッドシステムを基に構築されています。

もちろん現行のホンダ車は、市街地でも快適に走行できるハイブリッドシステムを構築されています。 しかし、基本的には高速走行時に特化したハイブリッドシステムです。

走行抵抗が100%となる「ストップ&ゴー」の際に、強い威力を発揮できるモーターを設置しているわけではありません。

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