【図表付!エコカー減税とは?】今さら聞けない自動車の基礎知識 | カーライフマガジン

ハイブリッドシステムが世の中に出回り、自動車業界に大きな変化が起こりました。

その中でも、ユーザーに直結した変化といえば自動車関連の税制度です。

エコカー減税といえば何となく知っているという方もいるのではないでしょうか。

さて、そのエコカー減税についてですが、あなたはどこまで理解できているでしょうか。

何の税金がどれだけの期間いくら減額されるのか。

しっかりと理解できていますか?

そもそも、今挙げた内容も実はエコカー減税だけではなくグリーン化特例・中古車特例いう優遇措置を含めた内容になるのですが、一般的には全制度を絡めてエコカー減税としての理解をされていますので、今回は同内容としてお伝えいたします。

自動車購入時の大切な購入決定ポイントですので、是非今回理解を深めていただいて今後の自動車購入の際に役立てていただきたいと思います。

1.どの税金に関係してくるの?

まず、エコカー減税で対象になる税金を知ってください。

・自動車取得税
・自動車重量税

この2つの税金が自動車購入時の減額対象となります。

さらに、自動車購入の翌年5月に支払う税金

・自動車税(環境配慮型税制)

も減額対象になるのです。

できれば支払いたくない税金が3つも減額されるというのは嬉しいポイントですね。

2.どれだけの期間減額されるの?

いくら税金が減額されるからといっても、新車購入時のみの施行ではハッキリいってあまり恩恵がありません。

自動車取得税に関しては、継続的に発生する税金ではなく自動車購入時のみの税金ですので、1度きりの施行となります。
エコカー減税対象車の場合、無条件で減額されます。

自動車重量税は関しては、新車購入時と初回継続検査時(車検時)の2度の減税措置がされるため、新車購入後3年を経過した初回車検は割安感があります。

以後2年毎の車検に関しては通常通りの自動車重量税がかかります。

毎年4月1日(支払いは5月)の自動車所有者にかかってくる自動車税に関しては、翌年のみ適応される減額措置になります。

なお、中古車には自動車税の減額措置は存在しません。

3.いくら減額されるの?

課税される金額については、排気量によって違いが生まれるのはご存知だと思います。

そして、減額される金額は燃費率によって違いが生まれます

自動車購入時に役に立つ下記表をご覧ください。

自動車税については、翌年5月に用意しておく明確な金額になるので是非とも参考にしてみてください。

自動車取得税については、現在購入時の消費税とのダブル課税となってしまう観点から、消費税10%到達と同時に廃止方向で進められています。

また、エコ面で優位なプラグインハイブリッド車・燃料電池自動車・電気自動車・クリーンディーゼル車・天然ガス車などは、下記表の通りの優遇措置を設けられています。

以上のように、ザックリではありますがまとめさせていただきました。

なかなか分かりづらい税制度も、ここまで明け透けにしてしまえば意外と簡単なものですね。

4.まとめ エコカー減税を上手く利用して自動車購入を考える時代

愛着を持っていつまでも乗り続けたい自動車も、ある一定の期間を過ぎてしまうと税金モンスターへと姿を変えてしまうのが日本の自動車事情。

これから自動車購入に踏み出そうとしているあなた、今乗っている自動車を買い換えようかと悩んでいるあなた。

1秒でも早く踏み出してしまいましょう。

何が何でも歴史を重ねた自動車に乗り続けたいという強い意志がある方にはその想いを貫いてほしいですが、少しでも新しい技術を手元にしていたい、メーカーからの保証があった方が安心できる、劣化していない自動車の方がトラブルを起こしづらいに決まっていると考える合理的なあなたには悩む時間は不要です。

思い立った時が買い替え時と、あまり気負わずにフラッと自動車ディーラーに遊びにいってみませんか?

もしかしたら思いがけない出会いがあるかもしれませんよ。

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