クルマの基礎知識

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【プロ直伝!自分でできる車のDIY補修講座】バンパーのパテ補修は怖くない

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自動車の免許を取得したばかりの人を含め、自動車をよく運転する人もやりがちなのがバンパーにキズを付けてしまう事です。

旅行やキャンプなどのアクティビティに自動車を走らせて行くと、思わぬところでボディに傷を付けてしまう事があります。

その際、ダメージの程度で修理に出すかを悩む場面に出くわします。

「修理に出すと費用が馬鹿にならない…」

「自分でやると逆に変になってしまうのでは?」

修理する方法を正しく覚えておくことで、自動車を維持していくコストを抑えることができます。

いきなり応用編に踏み込むのではなく、基礎を知って正確に作業に臨んでください。

1.まずは愛車のカラーナンバーをチェックしよう

自動車にはそれぞれ、赤や青といった塗装が施されています。

自分でガリ傷を直すには、愛車のボディカラーに合った塗料を用意しなければなりません。

まずは確実にボディカラーを把握するために、ボンネットを開け、エンジンルーム内にあるシールやプレートを確認してください。

そこにボディカラーナンバーが記載されています。

乗用車の場合、目立たない場所にシールまたはプレートがあります。

国産車・外車ともに、プレート設置位置が各社違うので確認してみてください。

 •助手席のドア部分
 •運転席側のドア部分
 •エンジンルーム内
 •運転席の下部分
 •運転席側のピラー部分
 •運転席、または助手席下のエンジンルーム内
 •トランク内

ホームセンターやカー用品店に売られている補修塗料には、純正ボディカラーに近いカラーナンバーが振り分けられています。

まずは、愛車の塗料を間違いなく用意できるようにしてください。

2.パテを盛る前の下処理

下処理に使う道具は、全てホームセンターで用意可能です。

わざわざプロショップで用意する必要はありません。

 •カッター
 •耐水性のあるサンドペーパー
 •サンドペーパー用のパッド(スポンジ)
 •バケツ
 •汚れても良い柔らかいタオル
 •シリコンオフ
 •バンパープライマー

いきなりパテを盛ってしまうと、仕上がりがとても粗くなります。

パテを盛る前に、確実な下処理が必要となります。

線傷には「コンパウンド研磨」

ガリ傷には「バリ取り・ゴミ取り・表面落とし」

凹み傷には「引っ張り出し」

各傷に合った下処理があります。

全てに共通する概念は「傷を把握できるように見やすくする」ということになります。

そのため、どんな傷に対しても最初に行う作業はダメージ部分の清掃です。

いきなりバリ取りなどの作業に移らず、傷の現状を把握してから臨みましょう。

傷の状態によっては、コンパウンドで研磨するだけで作業完了できる可能性もあります。

大幅な板金作業になる場合、ここで初めてバリ取りなどの下処理に移ります。

カッターでえぐれた部分の余分なバリを削ぎ落としてください。

細かく作業するのではなく、ザックリと凹むようにして大丈夫です。

遠慮してバリが残ってしまうと、後に再処理しなければなりません。

3.耐水サンドペーパーで凹凸をなくす

カッターでキズの凸部分を削ぎ落としたら、耐水サンドペーパーの出番です。

使うサンドペーパーは全部で4種類です。

番手によって細かさが変化しますので、それぞれ用意してください。

 •150番(下処理に使用)
 •320番(パテ補修で使用)
 •600番(パテ補修で使用)
 •1000番(パテ補修で使用)

番号が大きくなればなるほど、ヤスリ目が細かくなります。

最も目が粗い150番からスタートします。

凹凸がないよう綺麗に磨く為には、必ずサンドペーパーを巻く為の研磨パッドも一緒に使用してください。

パテを盛る作業の下処理として必須の作業です。

 1.150番を研磨パッドに巻く
 2.研磨パッドごと水に濡らす
 3.ある程度平らになるまで削る

この作業は、1番粗いサンドペーパーを使って大きな傷を取り除く工程です。

細かいバリの除去も同時に行うため、思い切って削ってください。

この際、細かく円を描くような動きはご法度です。

1部分が凹んでしまう原因となりますので、作業箇所全体を捉えるように作業してください。

しばらく研磨していくとバンパーの素地部分が露わになってきますが、必要以上に削ってしまうとパテ盛りが厚くなってしまうので気をつけましょう。

尚、タイヤに近い部分のバンパーはサンドペーパーでは削りきれないキズです。

大きな傷とサンドペーパーで削りきれた傷の差が出てきますが、最終的にパテを塗って乾いたら塗装をするため問題ありません。

また、傷を削って行くとやや白くなりますが、こちらも気にしなくて大丈夫です。

研磨が終了したら、余分な水分や油分を柔らかい布等で軽く拭き取ってください。

パテを盛る際は元の塗装部分辺りまでしっかりと盛り、塗装の塗り残しを予防します。

4.パテ盛り前のシリコンオフ

汚れを拭き取ったら、サンドペーパーで削って部分へのパテ盛り作業移っていきます。

その前にシリコンオフを使用して、しっかりと油分を取り除いてください。

施工面に油分が残っていると、パテの食い付きが悪くなります。

せっかく盛り付けても剥がれてしまっては元も子もありません。

確実に素地へパテを食い付かせるためにも、この一手間を忘れないでください

ここからパテ盛りを施工しますが、一度に盛り上げてはいけません。

表面硬化が進むよりも、内部硬化は確実にスローペースです。

薄めに何度かに分けて施工してください。

希望する形状を作るためには、できる限り薄めに若干の厚盛りという微妙なラインを目指さなくてはなりません。

そのため、耐水サンドペーパーの目の細かさが必要になるのです。

盛り上げ作業を進みながら、番手を大きくして滑らかにしていきましょう。

5.パテ盛り後はサフェーサー処理

サフェーサーは、塗料の食い付きを促進させる素材です。

超微粒子が細かなヤスリ目に入り込むことで、パテ処理面の凹凸を埋め込んでくれます。

パテ処理面の周辺にマスキングを施し、不要な部分にサフェーサーがかからないようにしましょう。

30cm程距離をつけて薄く吹き掛けるだけで作業は完了です。

近距離でのサフェーサー処理は液垂れやダマになりやすいため、近づき過ぎず吹き掛け過ぎないようにしてください。

一度で完結せずに、複数回重ね塗ることがコツです。

6.塗装は薄く数回に分けるのがコツ

マスキングを外して、目の細かいサンドペーパーでエッジ部分から研磨していきます。

研磨後は塗装の乗りが良くなる様に、コンパウンドでなるべく広い範囲を磨いてください。

シリコンオフを再度吹き掛けて、タオルで軽く拭き取って完了です。

サフェーサーの研磨作業が終わり、いよいよ塗装です。

再度マスキングをするのですが、スプレータイプの塗料はサフェーサー以上に散布します。

窓やドア付近にもしっかりマスキングしてください。

スプレーを良く振って、サフェーサー同様薄くスプレーしていきます。

傷やサフェーサー作業した部分が見えなくなる様に10分間の乾燥を挟みつつ、3回程塗っていきます。

カラーによって3回では足りない場合がある為、その都度調節して吹き掛けてください。

手早く広範囲で作業するのが塗装作業のコツです。

元の塗装部分との差を無くには、多少広めに吹き掛けると自然な仕上がりになります。

7.塗装面を保護するクリアー塗装は必須

最後に艶出しです。

クリアー塗料には種類がありますが、スプレータイプのものは比較的薄く柔らかいため何度も重ね塗りすることをオススメします。

乾燥した塗料の上から蓋をする感覚で吹き掛けます。

絶対に近距離で吹きかけないでください!

ここまで行った作業が台無しになります。

クリアーが液垂れすればやり直しです。

10回でも20回でも重ね塗りできるよう根気強く仕上げていきましょう。

これで塗装は完了です。

8.パテ作業にハンマーを使った板金加工は必要なし!

自動車にキズを付けてしまったりへこませてしまった場合、修理業者に頼むとハンマーを使って修理する事があります。

自分でDIYをする際にも、パテではなくハンマーを使って修理をする人も少なくありません。

しかしその場合、それなりの技術力が問われます

その上ハンマーを当てる部分を間違ってしまえば、新たな傷の増加や強度低下にも繋がります。

そういった失敗を出さない様にする為に使われるのがパテです。

パテは、今回ご紹介したような細かな傷の修復では大きな貢献をしてくれます。

特に初心者はガードレールにぶつけてガリ傷を自動車に残しがちですが、そういった場合も、パテを盛る作業のみで補修が可能です。

ガードレールにぶつけた程度では、ハンマーは必要ありません。

ただし、大きなへこみの場合はハンマーを使って大まかに修復してからパテを塗ってください。

この場合、パテは仕上げとして使う事になります。

大きなへこみの場合、綺麗に修復する事はかなり困難です。

あまりに損傷が大きい場合は、技術力のある業者に依頼することも検討してください。

まとめ 手順さえ知っていればパテ盛りは怖くない

板金修理の目安は名刺サイズといわれます。

10cm×10cmが最小ゲージとなり、その範囲内であればたとえエクボでもえぐれでも全て同価格での作業です。

それ以上の範囲になれば、もちろん金額は大きくなります

しかし、作業方法さえ知っていればホームセンターで準備できるレベルの作業でしかありません。

板金専門の工場にあるヒーターなどの設備がなくとも、自ら傷補修できてしまうのです。

少しの手間が自動車の維持費に貢献してくれます。

怖がらずにトライしてみてください。

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