手軽で乗りやすいと人気のコンパクトカー。
日産のコンパクトカーも、街中で本当にたくさん見かけます。
これからの時代、コンパクトカーがもっとも賢い選択などといわれることもしばしば。
しかし一方で
- 日産のコンパクトカーってどうなの?
- 軽自動車でも十分なんじゃないの?
そんな疑問が頭をよぎります。
コンパクトカーって、広さは軽とそんなに変わらないのに税金や維持費は軽と比べて高い。
自動車税なんて3万円近く変わってくる。
…かといって軽自動では物足りないし、不安もある…。
そんな不安を解消すべく、日産のコンパクトカーのラインナップを総合的に見て、メリット・デメリットを掘り下げてみます。
■日産のコンパクトカーを選ぶメリット
日産のコンパクトカーは
- ジューク
- ノート
- ノートメダリスト
- キューブ
- マーチ
こちらの全5車種をラインナップしています。
それに加え、EV(電気自動車)のリーフも人気。
リーフはEVとして成功している唯一の車種です。
またノート e-POWERも、原理的にはEVに近い車種としてリリースされており、他社との差別化になっています。
コンパクトカーでありながらSUVであるジュークも、自動車の選択肢を広げます。
ノートの性能・価格・デザインは文句なし
日産は、ノートの販売台数が2018年上半期の時点でNo.1。
ノートに関しては、コンパクトカーの中でも性能・価格・デザインともに優れています。
e-POWERを搭載したノートの燃費は37.2km/Lでトップクラス。
これだけ低燃費、そして本体も低価格であることは大きなメリットになるでしょう。
もちろん、ミニバンやセダン、SUVに比べて維持費や税金の負担も軽くなるので、ランニングコストの面でも大きなメリットがあります。
また、ノートは安全性能の面でも優れています。
予防安全性能評価で、満点を獲得するほどの安全性能。
中でも、高速走行時の車間距離を一定に保つシステムであるインテリジェントスムーズコントロールの魅力は大きいです。
コンパクトカーの衝突回避支援システムは、30km/h以下の場合にしか適用しないことも多いのですが、ノートの最上級グレードであるノートメダリストは30~100km/hの範囲に速度設定ができます。
先行者を検知できれば、適切な車間距離を保って走行することが可能です。
ノートは、今現在100万円台で購入できるコンパクトカーの中でも、最も優れた性能の自動車だと私は考えます。
事実、これ以上のコンパクトカーを望んでしまうと、100万円台ではまず無理です。
デザインもシンプルでスマートなので万人受けするという点もメリットでしょう。
リーフはEV(電気自動車)としてなじみの深い唯一の自動車
日産 リーフは、2018年現在国産EVとして世に送られている唯一無二の自動車です。
本体価格はガソリン車より高額ですが、補助金も手厚いので徐々に選ばれ始めています。
コンパクトカーのメリットは燃費効率が良いこと。
普通のガソリン車のコンパクトカーでも、ミニバンやセダンなどと比較する場合燃費は上がります。
しかし、リーフは1㎞辺り1円という驚きの燃料費。
これはガソリン車では比較対象とならないほど優秀な数値です。
ガソリン価格が高騰したり、下落したりと不安定な現代では、EVを選ぶことに大きなメリットがあるといえます。
これまでは、充電ポイントが少なく不安を抱える人も数多くいました。
ですが、今は至るところに充電スポットがあるので、燃料切れの不安は解消されつつあります。
デザイン性がよく、若い女性がときめく車種が多い
日産のコンパクトカーの最大の魅力は、デザイン性にあるといっても過言ではありません。
スマートなのにちょっと個性的。
コンパクトSUVとして人気のジュークは特に、独特なデザイン性で人気が高まっている模様。
特にコンパクトカーは女性に人気が高いので、キューブ・マーチなどはデザイン性に重点を置いて作られています。
内装のインテリアの選択肢が広いのも、他社コンパクトカーと比較した際のメリットだと思います。
また、マーチにはメーター内にタイヤの向きを表示するタイヤアングルインジケーターを搭載。
駐車もよりスムーズで失敗がないようにサポートしてくれます。
運転席のアイポイントも、運転しやすく周囲が良く見渡せ、死角が少ない安全な位置に設計されているのも特徴です。
もちろん若い世代だけでなく、高齢者にも人気が高い車種です。
手頃な価格や車体サイズなので、中高年以上の方のちょっとした通勤や買い物にちょうど良いとされています。
■日産のコンパクトカーのデメリット
ここからはデメリットを挙げていきますが、まず日産のコンパクトカー最大のデメリットは車種によって性能のバラつきが激しいことです。
ノートは確かに
どれをとっても評価できる車。
リーフもEVとして、確固たる位置を獲得しています。
しかし、それ以外の車種はどうでしょうか?
デザイン性重視な車種が多い
マーチ・キューブなどは特に
❖インテリア
❖デザイン性
以外にメリットが目立ちません。
キューブは形状の特徴もあって車内が広く使えますが、性能的に目立った特徴はなし。
もちろん自動車に求めるものは個人の価値観しだいですが、ノートやリーフと、マーチ・キューブの性能格差は大きいです。
また、デザイン性が高いというメリットは、裏を返せば好みが分かれやすいもしくは飽きやすいデザインとも言い換えることができます。
車は長い期間乗るものなので、個性的なフォルムや内装に飽きやすいというのもデメリットとして挙げられます。
子育て層やアウトドアシーンには向かない
車内の自由度、利便性が低いのも日産車のデメリット。
日産のコンパクトカーラインナップには、自動スライドドアやピラーレスなどの使い勝手の良い機能を備えた自動車がありません。
小さな子供を乗せる場合、スライドドアは今や必須ともいわれます。
車内を自由に行き来できるウォークスルー構造も人気。
その点、日産のコンパクトカーには車内空間の使いやすさが期待できません。
一方、軽自動車で人気の高いタントやウェイク、NBOXなどは、自由で便利な空間デザインが人気。
維持費や税金も安く使い勝手もいいのであれば、当然軽自動車を選んだ方が得なようにも感じられますよね。
子供を乗せるファミリー層にとっては、日産のコンパクトカーのデメリットは目立ってしまうのです。
また、全体的に荷物の積載量も少なく、後部座席のシートを自由に倒して使うことも難しい自動車ばかり。
キャンプや釣り、自転車・スキーなどのアウトドアレジャーやスポーツを楽しみたい季節にも向いていません。
コンパクトSUVであるジュークは、アウトドア向けかと思いきや実は街乗り専用。
整備されたアスファルトの上を走ることを前提とした自動車なので、本格的なアウトドアには向いていません。
まとめ 日産のコンパクトカーは車に何を求めるかで選ぶべき
日産のコンパクトカーのメリットとデメリットを、全ラインナップから総合的に挙げてみました。
評価が高いのはやはりノート e-powerです。
低価格なのに性能が抜群に良いノートは、他社のコンパクトカーと比較してもトップレベルだといえます。
私自身は日産党ではありませんが、それでもこのノート e-powerには感心しています。
日産車は、デザイン性や車内のインテリアの充実は他社よりも優れている車種が多いので、外観重視の方には問題なく受け入れることができます。
ただ、ルックスやイメージで車を選びがちで、性能面での不利に目を瞑ってしまうのはよろしくありません。
導入コストを下げようと低グレードを選んだことで、実際に必要としていた機能がついていなかったなんて事例は多々あります。
自動車は命を預ける乗り物。
多方面からしっかり比較して選んでいきたいと考えます。
あなたが自動車に何を求めるかによって、重要視すべきポイントが変わってきます。
当記事も参考に、日産のコンパクトカーを選ぶに値するかをしっかり比較・調査してください。
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