「2016おすすめSUV!いま買うべきはどれ?」今回は、小型のSUVについてご紹介したいと思います。
このクラスは、おおよそ、全長だと4メートル前後、エンジンは1.5リッターから2リッターぐらいのものを小型のSUVと定義してみます。
このクラスの特徴はこれまで、小型車と言うと低価格で低品質が当たり前であったのですが、SUVに関しては小型車の枠を超えた、きらりと光る物を持った車が多いので、そんな小型車でありながらもクラスを超えた魅力を持つ小型SUVをご紹介していきます。
■小型車の枠を越えた高級感 マツダ・CX-3
マツダ・CX-3はマツダの小型車、デミオをベースに設計開発されたSUVです。
CX-3もマツダの「鼓動」デザインやSKY ACTIVE技術をふんだんに盛り込んだ車です。
CX-3のエクステリアデザインは、マツダの「鼓動」デザインに則った物になっており、これが小型車を感じさせない存在感と高級感が与えられています。
そして、この車の最大の特徴は、すべてのモデルがディーゼルエンジン車であり、ガソリンエンジンを選ぶことができないと言うことです。
現在日本国内で、ディーゼルエンジン専用車両として販売されているのは、このCX-3だけです。
燃費は23.8km/Lと大変良好で、さらに燃料の単価が安い軽油が燃料であることも考えると経済性はかなり良いです。
インテリアに目を移すと、上級グレードでは本革とスエード素材のコンビネーションの表皮を使ったインテリアが小型車と思えない高級感を持っています。
安全装備についても、自動ブレーキ、自動追従のクルーズコントロール、自動ハイビーム、車線はみ出し警告などが一通り標準またはオプションでセット可能(グレードによる)です。
■ハイブリッド小型SUV ホンダ・ヴェゼル
ホンダ・ヴェゼルはホンダの小型車フィットベースのSUVです。
ヴェゼルの特徴は、FIT譲りのシートアレンジの使い勝手の良さと、クーペの流麗さとSUVの力強さを融合したエクステリアデザインがとても人気です。
そして、室内も広く、エンジンにはハイブリッドを選択することもでき、その場合の燃費は27.0km/L(FF車)とかなり優秀です。
ヴェゼルが人気の理由は他にもあります。
防音材を上級セダン並みに配したとメーカが主張する通り、路面からの音と風の音をうまく遮って、快適なロングドライブが可能です。
また、国産車では珍しいブラウンの合皮をドアトリムやセンターコンソールに配した「ジャズブラウン」というインテリアカラーは上質な雰囲気を醸し出しています。
もちろん、スポーティーなRSにはスエードのシートやオプションになりますが、本革インテリアを選択することも可能です。
安全装備についても、自動ブレーキ、自動追従のクルーズコントロール、車線はみ出し時のステアリングサポートや、標識を自動認識してインフォメーションパネルに表示する機能などを標準またはオプションで装備することが可能です。
■フィアット500X(チンクチェント)は実はお買い得?
フィアット500XはイタリアのフィアットのSUVで、フィアット500をモチーフにしたSUVです。自らはクロスオーバーと名乗っていますが、フィアット500Xは、北米Jeep社のレネゲードという車と車体を共有していますので、立派なSUVと言い切ることができます。
フィアット500Xのエクステリアは、フィアット500のイメージを引き継ぎながらうまく大型化されています。
この手法はミニ・クロスオーバーでも同様にみられますが、小さい車のイメージをうまく大型化し、大きいんだけどなんだか可愛いといった愛嬌を感じるエクステリアでもあります。
そんな、フィアット500Xのエンジンは、ガソリン1.4リッターターボエンジン(140PS版と170PS版があり)と6速デュアルクラッチトランスミッションまたは、9速のオートマチックトランスミッションが組み合わされ、イタリア車らしく活発に走ることができます。
インテリアも、ポップな印象で、高級感で勝負する国産勢とはだいぶ異なったイメージがあります。
しかし、ポップではあるのですが、安っぽいわけではなく、押さえるところはきっちり押さえてデザインされいるので、ポップなデザインが逆に、気負わずどこにでも出かけられるという雰囲気を出しており、SUVというカテゴリによくマッチしています。
安全装備は自動ブレーキ、車線逸脱警報、左後方の死角にいる車を警告してくれる装備などが上級グレードに装備されます。
この車には自動追従のクルーズコントロールは装備さていません。
■小型SUVおすすめの一台は?
小型SUVクラスもメーカーごとに様々な工夫や取り組みを行っているため、甲乙つけがたい車ばかりですが、あえて1台選ぶのであれば、マツダ・CX-3を2016年の小型SUVおすすめの1台にしたいと思います。
理由は、国産車で唯一のディーゼルエンジン専用車両であること、ハイブリッド全盛の中であえて、ディーゼルエンジンを採用し、燃費もハイブリッドのヴェゼルに迫るほどであることなどが評価できるポイントです。
そして、マツダはCX-3に限らず常に車をアップデートし続けています。
マツダにはこれからもマツダにしかできないような車を作り続けていただきたいですね。
さて、大型・中型・小型と3回に分けて2016年おすすめのSUVをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
SUVは乗ると、心が解き放たれどこにでも行きたくなってしまう。
そんな魅力に溢れています。
次の休みにはSUVに乗って海でも山でも気の向くままに出かけたい。そう思いませんか!?
⇒ 2016おすすめSUV!いま買うべきはどれ?其の一(大型編) はこちら