(画像引用元:トヨタ自動車公式ホームページ)
車選びの基準は人それぞれですが、子育て世代のパパママが重要視するのは乗り降りのしやすさではないでしょうか。
昔は車といえばセダンばかりで、赤ちゃんを抱っこしながら乗ったり降りたりするのはけっこう難儀したものです。
ベビーカー持参だと、いちいちトランクに入れたり出したりする必要もありましたしね。
また、子どもが少し大きくなって自分で開け閉めできるようになったとしても、「ドアを思い切り開けて隣の車にぶつけてしまわないか」とヒヤヒヤしたことのある人も多いと思います(笑)
いわゆるドアパンチですね。
しかし最近ではセダンに限らずいろいろなタイプの車があり、子育て世代にとって便利な車種もすごく増えてきました。
たとえば、このところ日本で最も売れている車のひとつであるダイハツタントは、まさに子育て世代にとっての使い勝手の良さを考えて開発された車です。
タントが使い勝手の良いといわれる、その決め手となるポイントは、
・開口部の広さ
・ステップ位置の低さ
・スライドドア
この3つがおさえられていること。
開口部が広いことで大きくしゃがみこむ必要がないですし、ベビーカーをそのまま載せることもできます。
また、ステップ位置が低いから足を大きく上げることなく乗り降り可能。
そして気になるドアパンチも、スライドドアを採用していることでまったく心配いりません。
そして、いまではタントにかぎらず、この3点をおさえて使い勝手の良い車が各メーカーから目白押しという状況です。
そこで、上記の3つのポイントを備えて子育て世代のパパママに最適な車をリストアップしてみたところ、以下のようになりました。
軽自動車
スズキ スペーシア | 日産 デイズルークス | ||
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ホンダN-BOX | ダイハツ タント |
さすが世界一競争が激しいと言われる日本の小型車市場。
軽自動車セグメントでは、4社から上記3つのポイントをおさえた車種が販売されていますね。
この手のタイプの車はやはり軽自動車の人気が高いようです。
コンパクトカー(普通自動車)
トヨタ ポルテ | トヨタ スペイド |
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普通車コンパクトカーのセグメントでは、トヨタのスペイドとポルテだけというのは意外でした。
この手の車種が使い勝手の良さから近年人気が高まっていることを考えると、今後は他社もこのコンパクトカーセグメントに参入してくるかもしれませんね。
走りなども含め、「軽自動車では少し物足りないな」という人にとっては選択肢が増えることは歓迎ですね。
普通車だと軽自動車より車体が長い分スライドドアの開口部がさらに大きいという特徴があるようです。
コンパクトミニバン
ホンダ フリード | トヨタ シエンタ |
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コンパクトミニバンのジャンルでは長らくホンダフリードの独壇場でしたが、その成功を意識したのか、トヨタはながらくモデルチェンジをしておらず一時は生産を中止していたこともあったシエンタを投入してきました。
旧モデルは丸目でかわいい、いかにも女性ユーザーを意識したデザインでしたが、新型は大幅に印象が変わり、アグレッシブかつスタイリッシュになっています。
ハイブリッドモデルや衝突回避機能などの人気機能も搭載され、子育てファミリー向け車種への力の入れ具合がうかがえますね。
子育て世代向けはまだ増える?
そもそも、車体自体の小ささは維持しつつ中身は広く使いやすい車を作るのは、大型車種の開発に比べグッと難易度が上がるそうです。
それでも日本には小さいくても広く使い勝手の良い車がたくさん存在するのは、各メーカーの努力と、世界一厳しいと言われる消費者がいるからこそでしょうね。
そして開口部が広く、乗り降りしやすい車の人気が近年どんどん高まっている以上、今後はさらに私たちを驚かせてくれるような車が出てくるかもしれません。