新車価格帯 | 190万~258万円 | おすすめグレード | 1.8S |
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JC08モード燃費 | 15.8km/L | エコカー減税 | 非対象 |
排気量 | 1,797cc | 車両重量 | 1,755kg |
最高出力 | 105kW(143PS) | 最大トルク | 173N・m(17.6kgf・m) |
立体駐車場への入庫 | △ | リセールバリュー |
トヨタのウィッシュは、5ナンバーのファミリー向けワンボックスとして非常に高い支持を受けている車です。
ウィッシュの大きな特徴としては、スポーティでありながら優れた視界を得られるウィンドウ、居住性とユーティリティに強いこだわりがあることです。
その結果として、これらがファミリー層から絶大な支持を得る要因となりました。
その名の由来ともなっている通り、「全ての願いが叶う車」として製造されています。
しかしスポーティというと、ファミリータイプの支持層とは一見異なるかのようにも思えます。
ウィッシュはSuperCVT-iとバルブマチックの両方を搭載したエンジンにより、ワンボックスとしては他種とは比べ物にならないほどの燃費と環境性能を得ました。
初代ウィッシュが発売されたのは2003年の始めでした。その後現行車種の2代目が発売される2009年までに、新グレードの追加や特別仕様車の発売などが行われました。
2009年に2代目ウィッシュが発売されたのち、2010年の一部改良により2WD車が「平成22年度燃費基準+25%」を達成しました。また、「1.8X」をベースとした特別仕様車「1.8X HIDセレクション」が発売されました。
翌年2011年には「1.8S」をベースとした特別仕様車「1.8S MONOTONE」が発売されました。
2012年には、「1.8S」の廉価グレードである「1.8A」の追加や、エンジンなどの改良による燃費性能の向上、バックドアガーニッシュのデザイン変更が行われました。燃費性能の向上により全車で「平成27年度燃費基準」を達成しました。
2013年には、2011年に発売した「1.8S MONOTONE」をヘッドレストの素材変更や外装のデザイン変更などがなされ再発売が行われました。
ウィッシュの室内は広々としており、長さ2,660mm、高さ1,315mmに設計されています。さらに、後席に行くにつれ、座面が高く設定されているので、後ろに乗っている方も視界が確保されています。
様々なシートアレンジをすることが可能で、サードシートを倒すことにより大きい荷物が、セカンドシートまで倒すことにより、さらに大きい荷物を積載させることができます。
また、長い荷物の場合は、セカンドシートとサードシートの片側だけを倒すことにより載せることができます。運転席・助手席もフラットにすることができるので、車内でゆったりと休むこともできます。
セカンドシートは最大で270mmもスライドさせることができるので、足を組んでくつろぐことができます。
ウィッシュのエンジンにはバルブマチックが採用されています。また、全車で7速スポーツシーケンシャルシフトマチックが搭載されています。さらに「2.0Z」「1.8S」にはステアリングから手を放すことなくシフト操作が行える、パドルシフトが採用されています。
スポーツモードとエコモードを切り替えることができるスイッチがセンタークラスターにレイアウトされています。
日本のワンボックスタイプは海外では人気がないという現状の下、ウィッシュは国外からも評価された数少ない国産ワンボックスカーです。現在では需要の多いタイや台湾にもウィッシュの生産工場が設けられ、現地の人に愛されています。
また、香港やシンガポール、マレーシアなどのアジアを中心とした国々からも支持されていて、現在平行輸出が盛んになっている車種でもあります。
燃費性能
燃費性能は、「2.0Z」の2WD仕様車「1.8S」「1.8A」「1.8G」「1.8X」の4WD仕様車が14.4km/L、2WD仕様車が15.8km/Lとなっています。
全車で「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」「平成27年度燃費基準」の認定を受けていますが、エコカー減税の減税対象としては認定されていません。