クルマの基礎知識

自動車業界の経験者が教える、他では聞けない「クルマの基礎知識」

【意外に知らない!】バッテリー上がりの原因と対策法

  • Facebook
  • Twitter
  • はてなブックマーク

「久しぶりにマイカーで出かけようと思ったら、バッテリーがあがっていた…」なんて経験のある方はいませんか?

車を走らせる機会が少ないと、バッテリーはすぐにあがってしまいます。
いざ必要なときに、愛車が使えないと不便ですよね。

しかしなぜ、車を動かす機会が少ないとバッテリーがあがってしまうのでしょうか。

疑問の答えを知るために、今回は車のバッテリーについて学んでみることにしましょう。
サンデードライバーのためのバッテリーあがり対策もご紹介しますので、ぜひ本文に目を通してみてください。

■バッテリーの基本を押さえよう

本文のはじめに、車のバッテリーの基本的な構造を押さえておきましょう。

車のバッテリーには、鉛蓄電池というタイプの二次電池(充電できる電池)が採用されています。
日本ではじめて鉛蓄電池が作られたのは、1895年のこと。
短時間に強い放電ができ、かつ低コストで製造できることから、鉛蓄電池は長年にわたって自動車のバッテリーに用いられ続けています。

車のバッテリーの構造は、意外に単純です。
発電に必要となるものは、極性の違う2つの亜鉛板と希硫酸のみ。
亜鉛板の間を電子が移動することにより、電流が発生する仕組みになっています。

ただ、バッテリーは無尽蔵に電力を生み出せるわけではありません。
電力が消費され続けると、やがて発電に必要な化学変化が起こらなくなってしまいます。

そこで必要となるのが、エンジンの駆動力を活かした充電。
エンジンが回る力の一部は、オルタネーター(発電機)の駆動に用いられます。

オルタネーターが生み出した電力がバッテリーに伝わると、電力消費時とは逆の科学反応が発生。
バッテリー内部が、ふたたび電力を発生できる状態に戻ります。
オルタネーターによる充電が絶え間なく行われることで バッテリーは長時間理用できる状態に保たれるというわけです。

以上が、車のバッテリーの基本的な仕組みです。

なお、ヘッドライトやエアコンなどの利用に必要な電気は、基本的にオルタネーターによる発電でまかなわれます。
エンジンが動いていない状態でこれらの装置を使うと、バッテリーがあっという間に干あがってしまうので注意しましょう。

■なぜ使っていないのにバッテリーがあがるのか

前節でご紹介したように、バッテリーは乗車中に放電と充電を繰り返す仕組みになっています。
ではなぜ、車を使っていない状態で、バッテリーあがりが起きてしまうのでしょうか。
車を動かさなければ、放電も発生しなさそうな感じがしますよね。
この疑問を解消するには、「自然放電」と「暗電流」について知る必要があります。

自然放電とは、文字どおり自然に発生する放電のこと。
バッテリー内部では常に科学反応が起こっており、発生した電力の一部が空気中に放電されています。
つまり、バッテリーの力は自然と弱くなるのです。

自然放電によるバッテリー消費に拍車をかけるのが、暗電流による電力消費。
暗電流とは、時計や各種電装品の設定維持に使われる電流のことです。
テレビやレコーダーでいうところの、待機電流のようなものだと思ってください。

通常、自然放電と暗電流だけでは、大きな電力消費は起きません。
しかし、エンジンをかけない状態が1ヶ月程度続けば、両者によってバッテリーの電力が食いつぶされてしまいます。
このため、長期間乗らない状態が続いた車は、バッテリーがあがってしまうのです。

・冬場はバッテリーがあがりやすい

気温が低くなる冬場は、特にバッテリーがあがりやすい季節とされています。
さまざまな要因が重なって、バッテリーに負担がかかってしまうのです。

バッテリーあがりを招く要因のひとつが、オイルの硬化。
冬場は気温の低下によってオイルが硬くなるため、エンジン始動に必要なバッテリー消費量がアップします。

このほか暖房の利用や、日照時間の減少にともなう長時間のヘッドライト点灯も、冬場特有のバッテリーに負荷をかける要素です。

これに加えて、気温が低いとバッテリーの性能自体が低下します。
以上のような要因が重なるため、冬場はバッテリーがあがりやすいのです。

■バッテリーあがりを防ぐには?

前節でご紹介したように、車を動かさない間も自然とバッテリーは消費されてしまいます。

では、サンデードライバーがバッテリーあがりを防ぐには、どうすればいいのでしょうか。
最良のバッテリーあがり対策は、毎日愛車を走らせることです。

ただ、日々を忙しく過ごすなかで、ドライブする時間なんてなかなか取れないですよね。
そこで試してみて欲しいのが、30分程度のアイドリング。
1回30分のアイドリングを週に2、3回程度行えば、次にエンジンを始動するだけの電力を保つことができます。

「アイドリングでは近所迷惑になる」という方や、「30分も時間がとれない」という方は、いっそのこと物理的に通電を遮断してしまってください。
バッテリーのマイナス端子を抜いてしまえば、暗電流による電力消費を防ぐことができます。

ただし、バッテリーからの給電が止まると、時計やカーナビの情報がリセットされてしまうので注意しましょう。

・ソーラーバッテリーを活用しよう

「バッテリー消費は抑えたいけど、カーナビの情報が消えるのは困る」なんて方には、ソーラーバッテリーの活用をおすすめします。

ソーラーバッテリーとは、小型のソーラーパネルのようなもの。
バッテリーと繋いでダッシュボードやサンバイザーに取り付ければ、太陽光発電による電力チャージを行えるようになります。

ただし、小型のソーラーバッテリーでは、バッテリーを充電するほどの電流は得られません。

とはいえ、暗電流や自然放電による、電力低下をカバーする程度の効果は期待できます。
ソーラーバッテリーの販売価格は、安い製品で2、3千円程度。
取り付けには少し手間がかかりますが、気になる方は通販サイトで探してみてはいかがでしょうか。

■まとめ

容量の大きなバッテリーも、車を走らせない期間が続くと簡単に劣化してしまいます。
なかなか愛車に乗る機会を持てない方も、できる範囲でこまめにバッテリーの状態を確認してください。

「ちょっとセルのかかりが悪いな」と感じたら、バッテリーが劣化している可能性があります。
こうした場合は、ディーラーや最寄りのカー用品店でバッテリーのチェックを受けましょう。

  • Facebook
  • Twitter
  • はてなブックマーク

関連記事

高額査定が続々!一括査定を試した結果をご紹介

一括見積査定を利用するときの手順をおさえておこう!ディーラー下取りより20万円アップで売却成功!

ディーラー下取りではローンの残金以上の買取額を提示されなかったのでダメもとで一括査定を利用。まさかの20万円アップで売却できました!
(H.N 40代・男性)

一括見積査定を利用するときの手順をおさえておこう!年式の古い車でも思わぬ値段がつきました。

年式が古かったりして、むしろ処分にお金を払う必要があるんじゃないかと危惧していたんですが、むしろちゃんとした金額で買い取ってもらうことができました。いろんな業者から見積もりを取れたのが勝因ですね。
(K.I 40代・男性)

一括見積査定を利用するときの手順をおさえておこう!結婚を機に売却を検討。誠実な業者さんと出会えました。

社会人になると同時に買った思い入れのある車。高値で売れるのも大事だけど、車への思いを理解してちゃんと対応してくれる業者さんに出会えてすごく満足です。
(E.R 20代・女性)

一括査定依頼ができる車買取業者(※一部掲載)
一括見積査定を利用するときの手順をおさえておこう! 一括見積査定を利用するときの手順をおさえておこう! 一括見積査定を利用するときの手順をおさえておこう! 一括見積査定を利用するときの手順をおさえておこう! 一括見積査定を利用するときの手順をおさえておこう! 一括見積査定を利用するときの手順をおさえておこう!
一括見積査定を利用するときの手順をおさえておこう! 一括見積査定を利用するときの手順をおさえておこう! 一括見積査定を利用するときの手順をおさえておこう! 一括見積査定を利用するときの手順をおさえておこう! 一括見積査定を利用するときの手順をおさえておこう! 一括見積査定を利用するときの手順をおさえておこう!
一括見積査定を利用するときの手順をおさえておこう! 一括見積査定を利用するときの手順をおさえておこう! 一括見積査定を利用するときの手順をおさえておこう! 一括見積査定を利用するときの手順をおさえておこう! 一括見積査定を利用するときの手順をおさえておこう! 一括見積査定を利用するときの手順をおさえておこう!
クルマの基礎知識