元プロメカニックの教えるタイヤの選び方 | カーライフマガジン

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自動車業界の経験者が教える、他では聞けない「クルマの基礎知識」

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タイヤって一見どれも変わらないような気がしますよね。
サイズさえ合えばどれを付けても同じだと思っていませんか?

しかし、タイヤには大きな違いがあるのです。 タイヤの選び方1つで、自動車の今後の蓄積されるダメージに直結してきます。

今回は、あなたにそれを知って欲しくて、元プロメカニックである私がタイヤについて語りたいと思います。

1.タイヤはどれでも良いわけではない

タイヤは価格差が大きいものです。 できることなら安くてしっかり走れてロングライフな商品があればなんて思いますが、そう上手くはいきません。 コンフォート・スタンダード・スポーツ・プレミアム・ハイグレードなどで分けられていて、それぞれに特徴や長所短所が存在します。

メーカーによっても特徴があり、ゴムの劣化していく期間がその最たるものです。

2.タイヤの選び方

あなたは、タイヤに何を求めているでしょうか。
タイヤというのは【駆動力・制動力を路面に伝える】【路面からの衝撃を緩和する】【荷重を支える】【ステアリングの方向性を正しく路面に伝える】という役割を持っています。

どんなにグレードが低いタイヤの場合でも、この4つの要素は確実なものでなければなりません。 もしこの4つの要素の1つでも欠けているタイヤであったとしたら、それは目隠しで自転車に乗っているのと同じくらい危険なことです。

あなたが自動車につけるタイヤを選ぶのであれば、最低限この4つの要素だけはチェックしておきましょう。

国内メーカー品であれば、価格は高いですがまず間違いはないでしょう。
海外メーカー品も、ミシュランやピレリなどの名前の通っているようなメーカーは問題のあるものは作りません。

しかし、格安タイヤと呼ばれる後発タイヤメーカー品は、意外と平気でこの4つの要素を軽視したりします。 あるタイヤメーカーの商品は、履き替え後2週間ほどで、100キロでの高速道路走行時にバーストした経験もあります。

予算に余裕があるのであれば、無理やり安いタイヤばかりを選ぶのはオススメしません。

3.タイヤの速度記号は間違えないように

あなたはタイヤに速度記号(スピードレンジ)というものが記載されていることを知っていますか?
例えばコレ

245/45R18 100W X0117

タイヤサイズ・扁平率・インチは意外と知っている方が多い情報ですが、ここからが速度記号になります。 100Wの【W】が速度記号になります。 これは、規定の条件下で最高速度270キロまでを許容しているという意味を現します。 因みに、タイヤメーカーごとに使用している記号が若干異なっていて、ダンロップを例に上げますと、L N Q S T H V W Yの順で速度域が高くなっていき、VRやZRはV以上という意味を表し、(Y)はY以上という意味を表しています。

Lは120キロ、Yは300キロと幅がありますが、この速度記号を気にしないで、安いからといって許容最高速度の低い速度記号が記載されているタイヤを使用してしまった場合、最悪バーストをしてしまうことになるので、タイヤの記載事項の理解はしておきましょう。

更に予備知識として、速度記号前の数字は【ロードインデックス】といい、タイヤ一本で支えることができる最大負荷能力を表しています。
この100の場合、一本あたり800キロの重さに耐えることができます。

4.タイヤの側面へのキズには気をつけて

タイヤには致命傷というものがあります。 それが【タイヤ側面のキズ】です。

タイヤがパンクするほとんどの原因は、路面との接地面で拾ってしまうクギやガラスなどで穴が開いてしまうことです。

しかし、ちょっとした運転ミスで溝にハマってしまったり、縁石に擦ってしまったりすると、そのダメージはタイヤの側面へと向かいます。 もしその時に少し破れてしまったとしても、走行することに問題なく感じてしまうでしょう。

実際5mm程度の深さでエグれてしまっているタイヤでさえ走行は可能です。

しかし、この状態ではいつタイヤがバーストしてしまうかもわからない状態です。 普段の使用に問題ないなら構わないなんてことを考えないで下さい。 タイヤ側面のキズは、謂わば目隠しをしてビーチサンダルを履き、割れたガラスの道を歩きまわっているようなものなのです。 いつ足にガラスが刺さってしまうかも分からない状態で、あなたは平気で毎日を送れるでしょうか。

タイヤの側面のキズは侮らないで下さい。

5.まとめ タイヤは自動車のグレードを左右する

自動車には、標準装備されているタイヤのグレードがあります。
この標準タイヤが、自動車のミドルレンジにあるタイヤであると考えて下さい。

例えば、セダン型の自動車でブリヂストンのハイグレード【Playz PX】が標準タイヤであるとすると、同じブリヂストンであればプレミアムグレードである【REGNO GR-XI】しか上のグレードはありません。 YOKOHAMAタイヤであれば【ADVAN】、DUNLOPなら【VEURO】もPlayzよりも上のグレードになります。 タイヤを交換する場合、同グレードか上のグレードに交換しないと乗り心地が大きく変わってしまいます。

ロードパターンからの騒音や、衝撃緩衝力が落ちてしまうので車体の揺れにもつながります。

価格が高ければ良いというわけでもなく、乗用車にスポーツタイヤをむやみに選択することもオススメできません。 タイヤ自体のコンパウンドという素材が、乗用車用タイヤと性質が大きく違うのです。 簡単に説明すると、しっかりと路面と噛み合って自動車を前に進ませるために必要な温度が違うのです。

ブリヂストン【POTENZA RE003 Adrenalin】程度のカジュアルスポーツタイヤであれば、普段使いにも対応できるでしょうが、室内居住性を求めて作られたタイヤでないということを理解しておきましょう。

タイヤのグレードは、自動車への今後のダメージを緩和してくれる大切な部品の1つです。
決して安いだけでタイヤを選ばないで下さい。

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