銀行の自動車ローンとディーラーローンを比較!それぞれのメリットとデメリットは? | カーライフマガジン

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自動車業界の経験者が教える、他では聞けない「クルマの基礎知識」

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自動車の購入でローンを組むという人 はとても多いと思います。
ここで頭を悩ませるのが、どこでローンを組むかということではないでしょうか?
ローンといっても色々な種類や方法がありますが、その中でも候補になりやすいのが、銀行での自動車ローンとディーラーローンのどちらかではないかと思います。

今回はそれぞれのローンを比較していきながら、銀行のローンに向いている人とディーラーローンに向いている人の特徴を紹介したいと思います。

■銀行の自動車ローンとディーラーローンでは何が違うの?

ローンといっても銀行の自動車ローンとディーラーで組むローンでは様々な違いがあります。
主な違いは以下の3つです。

金利
手続きの手間
審査の通りやすさ

金利 ローンを組む上で金利は多くの人が気になるポイントだと思います。 金利は基本的にはローンを組む場所によって違ってきます。

ただし、銀行の自動車ローンとディーラーローンを比較すると、銀行の自動車ローンの方が金利が低い傾向にあります。

銀行では平均すると2.0~4.0%前後の金利が設定されていることが多いようです。
一方でディーラーローンでは3.5~8.0%程度の相場が多く、全体的に銀行よりも高めの金利であることが分かります。

金利は利息に大きく関わってくるので、最終的な総支払額を左右するために多くの人が少しでも低い金利でローンを組みたいと考えていると思います。
そういった意味では、銀行でローンを組む方が低金利な場合が多いのでおすすめです。

手続きの手間 ディーラーローンは銀行でローンを組む場合よりも、手間が少ないのが特徴です。 ディーラーでローンを申し込む場合は、車の購入手続きと合わせてローンの手続きも行えるので、非常にスムーズに申し込むことができます。 面倒な書類の準備や手続きは営業マンが代理で行ってくれます。

書類の記入欄も自分の情報を書き込むだけでよく、購入する車の詳しい情報などは営業マンが記入してくれるので、とても楽です。

一方で銀行でローンを組む場合は、自分自身で手続きを行わなければいけないので、集める書類や記入する事項が多くなってしまうのがデメリットとしてあります。

審査にかかる時間もディーラーの場合は早ければ30分から1時間程度で結果が出ますが、銀行の場合は審査の結果がでるまでに数日かかることもあるのも違いの1つです。

そして、ディーラーローンは土日祝日も審査を行えますが、銀行の場合、土日祝日は休業しているため審査が行なえません。 さらに平日も窓口が15時に閉まってしまうので、手続きをするのに自分の都合でスケジュールを立てづらくなってしまいます。

土日休みの人の場合、銀行でローンを組もうと思うと、平日に休みをとって窓口に向かわないといけないこともあるので、手続きに手間がかかってしまうケースが多いです。

審査の通りやすさ 銀行の自動車ローンとディーラーローンでは審査の通りやすさが違ってきます。

そのため、同じ条件でも銀行の審査には通らなかった人でもディーラーローンだと審査に通ったというケースも出てきます。

審査基準には様々なものがありますが、ディーラーローンの場合は継続的な収入があって信用情報に問題がなければ、銀行に比べて審査に通りやすい傾向にあります
またディーラーでは審査を通りやすくするために、担当の営業マンからプランの内容に対してのアドバイスがもらえるのも特徴の1つです。

■審査の通りやすさに違いがあるのはなぜ?

銀行の自動車ローンとディーラーローンの違いに、所有者の名義が違う点があります。
銀行でローンを組んで車を購入した場合は、所有者が自分の名義になりますが、ディーラーローンの場合は所有者がディーラーかローンを扱う信販会社の名義になります。

なぜディーラーローンでは所有者が自分の名義にならないのかというと、購入する車を担保にすることでローンを組んでいるからです。 そのため返済が完了するまでは名義を自分のものにすることはできないので、返済中に勝手に車を売却したり譲渡することはできません。

仮に返済が途中で困難になった場合は、ディーラー側は車を引き上げることで、残りの返済分を回収しようとします。

一方で銀行の場合は、最初から所有者の名義が購入者本人になります。 そのため、返済が困難になってしまった場合に、ローンの未払い分を回収することが難しくなってきます。

銀行でローンを組む場合は、銀行側が回収不能になってしまうことを回避するために、ローンの審査が厳しくなる傾向があります。

■とりあえず銀行の自動車ローンに申し込んでみるのはOK?

できるだけ良い条件でローンを組みたいという人の場合、審査に通るかどうか分からないけども、とりあえず銀行の自動車ローンに申し込んでみようと考える人もいるかもしれません。
もし「審査に通れば儲けもん」ぐらいの気持ちで銀行の審査に申し込もうと思っているなら、やめておいた方が良いです。

これまでに返済を延滞したことがあるなどの情報が金融機関に記録として残っていることを知っている人も多いと思いますが、実は審査そのものも情報として金融機関の記録に残ります。
例えばローンの申し込みをして審査に通らなかった場合、審査に落ちたことが記録として残ってしまいます。

この記録は次の審査に影響を与えてしまうことがあるので、少しでもお得にローンを組みたいからといって、手当たり次第にローンの審査を申し込んでいると、どんどん審査が通りにくくなる可能性があります。

銀行の自動車ローンに申し込む場合は、事前に審査の基準を調べて、条件に問題がないか確認をしておきましょう。
この段階で審査に不安がある人は、基本的に審査に通ることが難しいため、銀行での審査はやめておいた方が良いかもしれません。

■保証料って?銀行の自動車ローンを金利だけで選んではダメ?

ディーラーローンに比べて低金利な傾向のある銀行の自動車ローンですが、1つ注意しなければいけないポイントがあります。
それは「保証料」です。

保証料とは、保証会社にローン返済の保証をしてもらうために支払う料金のことです。
この保証料は、最初からローンの金利に含まれている場合もありますが、ローンの金利とは別に支払わなければいけないケースもあります。

例えば3.0%の金利設定でも、別途保証料に1.0%支払う必要があれば、トータルで4.0%の金利なのと同じことです。
銀行によって保証料を別途支払う必要があるか変わってくるので、銀行で自動車ローンを組む場合は、金利だけでなく保証料の扱いについてもチェックするようにしておきましょう。

■ディーラーローンはキャンペーンを利用することで大幅な金利ダウンも!

銀行に比べて金利が高めなディーラーローンですが、車種によっては低金利なキャンペーンを行っていることがあります。
またディーラーローンでは通常のローンプランとは別に残価設定型のプランもあります。 残価設定型プランでは、通常のディーラーローンよりも金利が低めに設定されており、1.9~2.9%といった特別低金利のキャンペーンを行っていることも多いです。

このようなプランやキャンペーンを利用することで銀行の自動車ローンよりも低い金利でローンが組めるケースもあります。

■銀行の自動車ローンにも使えるキャンペーンが?

キャンペーンというとディーラーローンのイメージが強い人もいると思いますが、実は銀行でもキャンペーンを行っている場合があります。
元々金利が低めなので、ディーラーローンのような大幅に金利が下がるキャンペーンは少ないですが、住宅ローンと併用の場合やインターネットからの申込みによって金利優遇を受けられるキャンペーンが行われていることがあります。

銀行では自動車ローン以外のローンも扱っているので、併用してローンを組む場合はお得になるケースが多いようです。
こういったキャンペーンを利用することで、より低金利でローンを組むことが可能です。

■それぞれのローンに向いている人の特徴とは?

ここまで銀行の自動車ローンとディーラーローンの違いを比較してきましたが、それぞれのローンに向いている人とはどのような人なのでしょうか?

銀行の自動車ローンに向いている人の特徴

・審査に不安が少ない人 ・必要な書類や細かい手続きを自分で行える人 ・できるだけ低金利でローンを組みたい人

・自動車ローン以外にも併用してローンを組む人

銀行の自動車ローンに向いている人の大前提は、審査に不安のない人です。 その上で、です。 多少の手間がかかっても構わないという人には銀行での自動車ローンは非常に魅力的です。

住宅ローンなど、他にもローンを組んでいる場合は、同じ銀行で自動車ローンを組むことでよりお得になることも多いので、そういった人におすすめ。

ディーラーローンに向いている人の特徴

・銀行の審査に不安がある人 ・できるだけ手続きに手間をかけたくない人

・欲しい車種が特別低金利など、お得なキャンペーンを行っているケース

銀行の審査に通らない場合、基本的にはディーラーローンを選ぶことになってくると思います。
ただし、銀行での審査に不安がない人でも、キャンペーンなどを適応すると銀行よりも良い条件でローンを組めることがあるので、そういった場合はディーラーローンを選択するというのも良いと思います。

また自分で手続きを行うのが面倒だという人にも、ディーラーローンがおすすめです。

■どちらかに決めつけてはダメ!まずは情報集めから

ローンをどこで組むかを考える上で最も大事なことが、情報を集めることです。 審査に不安がない人だからといって、銀行の自動車ローンの方が必ずお得になるとは限りません。

状況や申し込む人によって、どちらのローンが合っているのかは変わってくるからです。

手間がかかってしまうのがデメリットの銀行でのローンですが、最近ではインターネットでの申し込みが可能になったり、実際に窓口まで行かなくても手続きが可能なケースが増えてきています。
このように、銀行でのデメリットが改善されている場合や、ディーラーローンではキャンペーンが行っていると銀行の自動車ローンよりも低金利なケースもあるので、調べてみるまでどちらが良いかは分かりません。

まずは、申し込みが可能なローンの種類を把握して、それぞれのメリットとデメリットを確認してみましょう。
自動車の購入を検討しているという人は、ぜひ今回の記事を参考にして自分に合ったローンを探してみてください。

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